「頑張る。」　　第一話

ボロボロの私が初めてやりたいと思った仕事は

絵描きさんだった。

その夢を絶対に叶えたい

心が熱くなってきた.........。

よし、頑張るぞ。

でも私は諦めたくない

なんとしてでも絵描きになりたいんだ

頑張って絵描きになってやる .......！

私は大きい声で言った

ﾊﾞﾀﾝｯ（力強くドアを閉める）

ポタッ

私は悲しくて涙を流した

私は参考にするものも何も無いからひたすら絵を描いた。

自分で理解して上手くなることもあるだろうから......

子供は優しいな。親切で、素直で、うらやましい。

こんなボロボロの私でも優しくなれるかな。

女の子はニコッと笑ってこっちを見てきた

私はその一言で勇気が持てた気がした

私は強く手を振った

私は朝になるまでずっと絵を描き続けた

涙を流しても　どんなに辛くても頑張らなきゃ

ｸﾞｰ

とても優しい方だな.......

よし、絵を描かなきゃ........

私は絵を描いた。

ホラーや恋愛など、色々なテーマのものを描いた

通りかかる人にはたまにすごいと言われるし

近所のおじいちゃんに食べさせてもらってるし

家にいる時よりよっぽどマシだ.....

家出して良かったな。と思った

でもおじいちゃんも毎回ここに来るのは疲れるだろうな.....

そのうち何とかしなくちゃ.........

自分で言うけど描き始めた時よりは

絵が上手になった気がする。

このまま絵を描き続けよう。

頑張ろう。