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木葉くんと赤葦くんと別れて、

木兎と2人で帰り道を歩く。

木兎光太郎

赤葦と随分仲良さそうだったな?

浅見円日

そう?まあ話合わせてくれてたし

木兎光太郎

ふーん

唇を尖らせる木兎。 何に膨れているんだろう。

これは「どうしたの?」 と聞いても

「別に」 と返されるヤツだ。

木兎光太郎

木葉とも楽しそうに話してさー

浅見円日

…嫉妬?

面白半分で 顔を覗き見ながら言うと、

木兎はたちまち 顔を真っ赤にさせた。

浅見円日

…何照れてんのバカ

木兎光太郎

照れてなんか…!

木兎光太郎

浅見こそ顔赤いし

浅見円日

それは…そっちが照れるから

なんで嫉妬してるのか、 なんで照れてるのか。

一つの仮説が立てられ、

それは動揺する木兎のおかげで 信憑性を増していく。

浅見円日

もしかして私のこと…好き?

木兎光太郎

なっ!?

浅見円日

だから嫉妬したの?

仮説が確信に変わり、 私の胸は弾んでいくばかり。

木兎光太郎

そ、そうだよ…俺浅見のコト中学の時から好きだよ

木兎光太郎

な、なんか文句ありますか!!

吹っ切れたように 顔を真っ赤にして言う木兎に、

いつの間にか 立ち止まっていた私は、

ソイツの大きな手を取った。

今は恥ずかしさよりも 嬉しさが勝っていた。

浅見円日

私もだよ

木兎光太郎

!!

浅見円日

私も木兎のこと好き

大きな目を いっそう大きく見開いて、

黄金色の瞳と目が合った。

木兎光太郎

もっとカッコよく告白したかったのに…

浅見円日

嫌だった?

木兎光太郎

好きだ!

浅見円日

あはは!そっか

“それでいいよ”とは、 敢えて口にしなかった。

バレーをしてるカッコイイ木兎も もちろん好きだけど、

私が惚れたのは 人のお菓子を欲しがったり、

分かりやすく カッコつけたりする、

“エース”じゃない君。

まあ、それを本人に言う 予定は今のところないけど。

口にしない代わりに 木兎の胸に飛び込んだ。

浅見円日

好き

木兎光太郎

ずっ、ずりぃ!

これからも沢山、 エースじゃない君を見せてね。

“ エ ー ス ” じ ゃ な い 君

fin

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コメント

11

ユーザー

連載お疲れ様!! 最後までめっちゃキュンキュンさして貰ったよ🥹💞 初書きぼっくんまじで好きすぎた🫵🏻💖 またお暇があればハイキュー書いて欲しい👉🏻👈🏻‪‪ 体調に気をつけて次の連載も頑張って‪👊🏻❤️‍🔥 そうそう!! てまちゃんと初めて話してから一年がたったらしいです😼💗 これからも作品いっぱい見させてもらうね😘

ユーザー

ホント … タイトルと繋げるの上手すぎる🥹💞 ‪”‬ エースじゃない ‪”‬ ってそういう事かって思ってしまった … 🤭 告白の仕方が ぼっくんらしくて …可愛すぎた ~ !!! 最初から最後まで 青春って感じで最高でした っ !! 🫣 完結おめでと ~ っ !!また更に最高な作品増やしちゃいましたね っ 🫶🏻 体に気をつけて 次回作も頑張ってね 😻

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