激しい光が走った。
詩織
わぁ!
窓から明るい光が差し込んできた。
詩織
(ん……朝?)
詩織
(さっきのは……夢?)
詩織
ふあああ……あれ?
詩織
胸が大きくなってる。
詩織
身体も大人っぽくなってる?
私は鏡の前にたってみた。
詩織
えっ……
そこにはなんと別人が立っていた。
詩織
ええええええええええええ!
詩織
こっこれ私?!
私はとりあえずハンガーにかけてあるスーツを着た。
詩織
(わぁぁ良くドラマとかにでてる
女性刑事さんの着てるスーツみたい)
女性刑事さんの着てるスーツみたい)
私はスーツのポケットに手帳が入っていることに気づいた。
詩織
(ん?手帳?えっと……警視庁?)
詩織
警視庁って……えぇっ!
詩織
私の将来の夢だ。
詩織
ってことは?
私は胸元に着いているバッチを見た。
詩織
やったあぁぁぁぁー
夢の捜査一課刑事だぁぁ!
詩織
私って今1人暮しなんだ。
お腹すいたな。
詩織
ご飯……作ろうかな。
詩織
(結構綺麗に使ってるんだな。)
詩織
まぁ簡単に作ろう。
私は冷蔵庫にあるもので簡単につくった。
詩織
肉じゃが!
詩織
いっただっき……
その時電話がかかってきた。
詩織
(ん?誰だろう)
詩織
山口先輩?
詩織
(まぁ出てみよう)
詩織
はい。櫻井です。
詩織
(1回こう言って見たかったんだよね
)
)
山口先輩
やっと電話でた!
山口先輩
お前今まで何してたんだ!
詩織
えっ何って寝てました。
山口先輩
馬鹿!
詩織
ゔっ
詩織
(すごい怒ってるな)
詩織
(一体未来の自分は何してたんだ)
山口先輩
とにかく、今すぐクローバー公園
に来い。
に来い。
詩織
えっ?
山口先輩
殺害事件が起きた。
詩織
殺害……事件?!
山口先輩
とにかく急げ!
詩織
あっはい!
警官1
下がってください
詩織
(こういう場面は警察手帳みせるんだ
よね。)
よね。)
詩織
あの、何があったか教えて
頂けますか?
頂けますか?
警官1
はい。殺害されたのは、月ノ宮誠さん
25歳ホテルの従業員です。
25歳ホテルの従業員です。
詩織
ホテルの従業員……
山口先輩
櫻井!
詩織
あっ
詩織
(山口先輩だっけ?)
詩織
あの山口先輩月ノ宮さんの
働いていたホテルにはいった
んですか?
働いていたホテルにはいった
んですか?
山口先輩
いや今、長谷川たちが聞き込みに
行ってる。
行ってる。
詩織
(長谷川さん?その人のこと知らない
はずなのに記憶にある。てことは未来
の自分の記憶は私の中にいれられ
てるってこと?)
はずなのに記憶にある。てことは未来
の自分の記憶は私の中にいれられ
てるってこと?)
詩織
(今私が未来の私だから?)
松野 遥陽
櫻井さん、山口さん。
詩織
松野くんどしたの?
詩織
(松野ってだれ?そうか!未来の自分
の記憶は私の中にあるんだ!)
の記憶は私の中にあるんだ!)
松野 遥陽
あの新しい情報で、、、
松野 遥陽
月ノ宮さんの体内から、洗剤が発見
されたようです。
されたようです。
詩織
洗剤?
山口先輩
本当か?!いつ頃使ったと測定できる
?!
?!
松野 遥陽
いえ。まだそこまでは。
洗剤なんてどして飲んだの?何か飲んだのには理由があるはず……
詩織
職場でいじめがあったんじゃ……
2人
え?
詩織
もしかしたら、本人は自殺しようと
してたかもしれません!
してたかもしれません!
山口先輩
その可能性があるな。櫻井!いますぐ
署に戻るぞ!
署に戻るぞ!
詩織
あっはい!
その時強い風が吹いて私の顔に新聞紙がかぶさった。
詩織
ぶっ!
詩織
(いったいなーあれ?)
詩織
東 御幸 誘拐事件、3年たった今も
見つからず。
見つからず。
詩織
御幸ちゃん、誘拐……
詩織
まだ見つかってない。……
もしかしたらもう、御幸ちゃんは殺されてるかもしれない。殺されていたとしても私が必ず見つけだして、家族の元へかえす。
詩織
御幸ちゃんは、私が助ける。
何があっても。