夜朧城・畑
読者さん
読者さん
城の敷地内の一角にある畑
今は何も植えられていないのか
物寂しながらも我が物顔で雑草が跋扈している
菊花
菊花
読者さん
読者さん
読者さん
菊花
菊花
菊花
読者さん
菊花
菊花
読者さん
菊花
そう言うと彼女はしゃがんで一心不乱に雑草を引っこ抜く
目につくもの全てを悉く
残るはまっさらな土
読者さん
読者さん
真っ当にしゃがむのなんて靴下を履くせいぜい数秒だ
これを分単位で行うなんて
膝と腰が悲鳴を上げるだろう
読者さん
菊花
菊花
菊花
読者さん
読者さん
読者さん
菊花
菊花は木の棒で範囲を決める
あまり負担しないように除草範囲は狭めてくれた
畑の面積の一割程度だ
読者さん
菊花
菊花
読者さん
読者さん
菊花
読者さん
彼女の合図の元
除草は行われる
あまり時間は残されていないが濃密な時間だろう
菊花
珍妙でいて聞き慣れたような鼻歌が隣から聞こえてくる
呑気なものだがその手前は鮮やか
見る見るうちに雑草が消えていく
読者さん
菊花
菊花
菊花
菊花
読者さん
読者さん
菊花
菊花
菊花
菊花
読者さん
読者さん
そう言って引っこ抜くも
ブチブチと中途半端に抜けるもの
加減が難しい
読者さん
読者さん
読者さん
菊花
菊花
菊花
そうこうしてるうちに
彼女の範囲は終わってしまったようだ
なんと仕事が早い
菊花
菊花
読者さん
読者さん
菊花
菊花
読者さん
読者さん
読者さん
菊花
菊花
菊花
読者さん
読者さん
読者さん
読者さん
読者さん
読者さん
読者さん
菊花
読者さん
読者さん
読者さん
読者さん
読者さん
菊花
読者さん
なんだかんだ言って彼女の手助けの元
畑は本来の姿を取り戻す
身体の疲労は労働の勲章の他ならない
コメント
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お久しぶりです