たっつんの眼帯の意味。

たっつんはあの頃のことを思い出してしまった。

たっつんは泣きながら家に帰った。

鏡を見ると

目の周りにはアザが広がっていた。

両親は離婚し俺一人で過ごしている。だからどうしようもなかった。でも唯一の事を思い出した。

お母さんがいなくなる前に眼帯をくれた事。

たっつんは眼帯をつけ学校へ行った。 でも付けなくても良かったんだ。 だって今日は高校卒業の日なんだから。

いつもこうやって家を出ている。返事が来るはずもないのに。

卒業式本番の時 たっつんが賞状を貰った時 いじめっ子がたっつんの事を殴った

みんなはたっつんのことを心配し いじめっ子は逃げていった。 いじめっ子のせいで卒業式は 中止だ。

そして翌日 先生が俺の家に来た

先生は俺の許可なく卒業式を始めた。

先生の言葉を聞いて俺は涙を堪えきれなかった

最後に俺は笑顔で先生にお別れを言った。

あれから10年後俺はカラフルピーチという名のグループを組んだ

今では楽しい生活を送っている

今までの事はみんなには話していない。 今の生活を崩さないためにも。 みんなに心配をかけたくないから。

俺はみんながいるから生きてるんだ。 みんなに感謝やな。

おしまい