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「私を落とせる人、梵天にいますか?」
梵天を敵に回したら終わり?
__それ、誰が決めたの?
私は紫苑。 梵天より遥かに強い。
紫苑
教室の窓際、腕を組んで立つ私に向かって 佐野万次郎…マイキーは気ダルそうに瞬きをした
マイキー
紫苑
マイキー
『仲間。』その言葉をマイキーは当たり前みたいに使う。
私はため息を着いて鞄を持ち直した。
紫苑
マイキー
…ほんと厄介
春千夜
低く名前を呼んだのは、後ろに立っていた三途春千夜だった。 目が合うと、すぐに逸らされる。
春千夜
紫苑
春千夜
声、ちょっと小さい。 この人、こういうとこある。
紫苑
春千夜
紫苑
そう言うと、少しだけ安心した顔をした。 密かに、なんて分かりやすいのに。
蘭
軽い声と一緒に肩に腕を回してきたのは、灰谷蘭。
紫苑
蘭
紫苑
私が睨むと、蘭は楽しそうに笑った。
蘭
紫苑
蘭
名残惜しそうに手を離すのが、また腹立つ。
竜胆
今度は下から。 竜胆が私の顔を覗き込んでくる
竜胆
紫苑
竜胆
拗ねた顔するから、頭を軽く撫でた
紫苑
竜胆
紫苑
素直すぎて可愛いのが罪。 けど別に好きじゃない。
ココ
静かな声。 振り向くと、九井一がスマホを見たまま言った。
紫苑
ココ
紫苑
ココ
そっけない。 この人はほんと、距離が一定。
鶴蝶
最後に声をかけてきたのは、鶴蝶。
鶴蝶
紫苑
鶴蝶
紫苑
友だち。 それが一番楽な距離。
教室を出る直前、私は振り返った。
「ねぇ」
全員が私を見る。
紫苑
紫苑
紫苑
一瞬の沈黙
マイキーが楽しそうに笑った
マイキー
マイキー
春千夜は何も言わず、視線を伏せる。 蘭は余裕の笑み。 竜胆は真っ直ぐ見てくる。 ココは興味なさそうに背を向け、 鶴蝶は苦笑した。
……ほんと、面倒
紫苑
私は扉に手をかけて、言った。
「私を落とせる人、梵天にいる?」
返事は—— まだ、誰にも出来ない。