手紙

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君のこと、大好きなんだよ

俺のこと、ちゃんと見てくれた ことあったかな？ 俺のわがままで縛ってごめんね、 もう、自由だよ 今までありがとう ばいばい

ジェルくんは

いつも意地悪なのに、ほんとは優しい性格 素直なとこ、優しい声 君の全部が大好きなんだ

でも、好きって言ってくれたことは なかったね、

付き合ったきっかけは、 君が好きな人に振られた時 弱みにつけこむ形で、 俺が告白したんだよね

俺は、ジェルくんが好きなのに 告白されてたとこ見て 結構、悲しかったんだからね、

相手が居る時は、かっこつけてたのに 居なくなったとたん、1人泣く君をみて 嬉しいような、悲しいような ホッとしたような、

好きだから、付き合いたかった

俺が、来た途端に 涙を拭いて、唇を噛み締める それでも、また涙が出て来てて 居ても立っても居られなくなって ジェルくんを抱きしめた

どうしても、俺の方を見てほしくて 告白したんだよね、 でも、やっぱりあのときの告白は 意地悪だったね、

あれから、ジェルくんといろんなこと したね デートしたり、喧嘩したり でも毎日、好きっていっても 「君は、ありがとうな！」 　しか言ってくれなかったよね ある日、いつもどおり好きって 伝えたら君は少しの間黙って 「、、、俺もやで」 って、言ってくれた

その時、感じたもやもや 言葉にしたら不安とか、かな？ ジェルくんが俺を好きじゃないの、 ほんとは気づいてたの でも、そんなこと気づきたくなくて 大丈夫、大丈夫、 って言い聞かせた

学校では、あんまり話したりはしなくて どっちかって言うと避けられてたかな 分かってたけど、分かりたくなくて 学校以外だと、普通でいつもどうり、 話しててくれたてから 気の所為だって言い聞かせた

何だか、俺の時より 前に降られたあの子といた方が楽しんでて 笑ってて、 悲しくなった その時に気づいたんだ 俺、ジェルくんに好きって言われたことないって、 きっと、優しい君のことだから 俺が心配したり、悲しまないように 気を使ってくれたんでしょ？ でも、俺そんな鈍感じゃないよ、 まだ、あの子のことすきなんでしょ、

帰りはいつも一緒に帰る でも、その日はそんな気に慣れなくて

1人で帰った

家についてから、

1人で泣いた ジェルくんのいらない優しさに怒って、 泣いて ずっと泣いた 次の日の朝は、目が腫れて

色んな人に、心配された

その時ばかりは、ジェルくんも 俺と話してくれたよね 不謹慎かも、しれないけど嬉しかったの

ジェルくんが俺のこと、 好きじゃないって分かってても それでも、俺はまだ好きで その時の考えては、ちょっと歪んでたんだよね 上辺だけでも、 俺達は両思いで、幸せで、 って考えてたの、 でも、ある日さとみくんと話してて、 そこで気づいたの

さとみくんの話を聞いて、 期待させた、嘘をついたジェルくんが 憎たらしくなった と、同時にジェルくんに俺に対しての 好意が無いのを分かっていてなお、 ジェルくんを縛っている自分にも 腹がたった 明るいジェルくんのことだもん また、アピールしたりできるのに 俺が出来なくさせてるんだ

なんて、潔く割り切れることは できなくて

たくさん、たくさん悩んで 決めたの、やっぱりお別れしようって でも、

口に出そうとすると、

なかなか言えなくて、 きっと、俺なんかこの先も言える気がしないから 手紙で伝えるね

君のこと、大好きなんだよ

俺のこと、ちゃんと見てくれた ことあったかな？ 俺のわがままで縛ってごめんね、 もう、自由だよ 今までありがとう ばいばい 明日からは、普通の友達でいてね