テラーノベル
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新しい朝がやって来た。
今日も今日とて死ねなそう。
俺の心はとっくのとうに死んでるのに。
あーあ、めんどくさ。
いっその事もう死んじゃおっかなー。
💚🍵様
案の定お父様は居ない。
中学生の子供を置いて出て行ってはや4年経つ。
育児放棄として児童相談所に連絡する事も勿論可能だが面倒なことになると厄介なのでしていない。
💚🍵様
昨日の痛みが残っていたらしい。
あー本当に学校に行きたくない。
あんな牢獄みたいな所に行ってまで勉強しなくても良いと俺は思っている。
自分で言うのもなんだが俺はそこそこ勉強が出来る。
定期試験では決まって上位だ。
周りからはガリ勉だと思われてそうだが他人の視線なんて心底どうでも良い。
💚🍵様
俺は重い足取りで学校に向かった。
これは気持ちの問題だけでは無さそう。
💚🍵様
ここ最近良く会う猫だ。
毛並みが艶やかな部分から近所の方々に愛されてるのだろう。
💚🍵様
喉元をこしょこしょすると喉をゴロゴロと鳴らし気持ちよさそうに仰向けに寝転がる。
💚🍵様
💚🍵様
同じ生き物なのにこんなにも違うものか。
人間の方が圧倒的に立場が上だが俺と今の黒猫だと黒猫の方が立場が上そう…。
そんな事で頭を埋め、これからの事は極力考えない様に心がける。
そうでもしなければ今すぐにでも今歩いてきた道を歩いてしまいそうだから。
ガラガラッ
とうとう着いてしまった。
今日はまだ良さそう。下足箱にも扉にも何も無かったから。
いや、下足箱に何も無かったのはおかしいか。
だって上履きがなかったんだもの。
💚🍵様
クラスメート
クラスメート
油断してしまった。
上履きが無かっただけで終わるなんて有り得ないのに。
今日の俺は何だか浮かれている。
だからと言って足元に大量の釘が有るのに気付かなかった俺はどうかしてる。
1秒でも油断したら溢れ出そうな涙を堪えながら保健室に向かおうとした。
クラスメート
💚🍵様
💚🍵様
クラスメート
クラスメート
💚🍵様
最悪だ。
この後に起こることが目に見えている。
ガラガラッ
先生
クラスメート
クラスメート
先生
💚🍵様
なんだよその下手な嘘。
それを微塵も疑わない先生もどうかと思うが。
💚🍵様
充血した目を擦りながら保健室に向かった。
ガラガラッ
先生
クラスメート
クラスメート
先生
クラスメート
同じ人間なのに。
同じ哺乳類なのに。
同じ星の生き物なのに。
全部…全部同じはずなのに。
💚🍵様
コンコン
先生
ガラガラッ
💚🍵様
先生
明らかに嫌味のある言い方にまた涙が出そうになるがここは耐える。
💚🍵様
先生
💚🍵様
先生
💚🍵様
先生
💚🍵様
ガラガラッ
意味わからない。
大丈夫な訳が無い。
いつもだけど。
白い靴下に満遍なく滲んだ赤黒い血は事の重大さを表している。
それを水で洗えば大丈夫なんて。
真に受けてる訳では無いが教師として有るまじき振る舞いだと思う。
そんな事を考え向かった先は水飲み場では無く
体育倉庫だった。
💚🍵様
俺が手に取ったのはラインパウダー
飲み込もうとしたその時___
ガラガラッ
🩷🌸様
💚🍵様
生徒会長さん!?
コメント
2件
ものすごく面白そうだなと思ったので、続き待ってます!
続き楽しみです!