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【崖の下に遊園地】

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【崖の下に遊園地】

1 - あたしは気がついたら遊園地付近のベンチに座っていた

♥

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2025年06月01日

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あたしは気がついたら遊園地付近のベンチに座っていた

ZERODA‐ゼロダ‐

(なんでここに居るんだろ)

服装はバイト服の上に上着を着た状態

つまりあたしはバイト終わりに 遊園地に来てることになる

ZERODA‐ゼロダ‐

(それにしても随分山奥にある
遊園地だ)

深夜なのに、誰もいないのに 遊園地は光を放ちながら動いている

ZERODA‐ゼロダ‐

(あれ?)

あたしが目にしたのは同級生達だ

それにバイトの友達 学校はみんな別々

その子達は親と一緒に観覧車に 乗っていった

ZERODA‐ゼロダ‐

………

あたしは崖の上でその遊園地の明かり達を眺めている

その遊園地に飛び込みたいのに 恐くて飛び込めない

でも高いから飛び込めないわけ じゃない

ZERODA‐ゼロダ‐

あたしはみんなと違う

ZERODA‐ゼロダ‐

あたしは誰にも頼らず
生きて行きたい

崖の下はあかりに包まれた遊園地

崖の上は暗くて何も見えない森が広がっている

あたしはZERODA 高校3年生の受験生だ

あたしの夢は漫画家になること

でも漫画家になるための基礎技術が備わっておらず、絵の練習する時間やストーリーを考える時間が中々今まで確保できなかったんだ

だからあたしは漫画家になるために必要な技術を学びたくて専門学校に進学することを選んだ

それも中学一年生の頃からだ

でも入学費用が約85万円かかる

だからこそ高校1年生の頃からバイトして入学費用を貯めていたが、働いていない母親に月々あたしの給料が取られていった

〇〇万円貸してたやつ返してって 言ってもそんなに借りた覚えは無い って言われる

自分が稼いだお金は学校へ登校するための交通費やお昼ご飯、部活終わりに我慢できなくて外食してしまうことが多々あったため、あたしにも非があるのは分かっている

そんなことが続いてしまった結果 2025年5月の時点であたしの銀行の残高は8万円しか溜まっていない

あたしが入学したい専門学校では、 早めに受験しに来ないと定員オーバーになっちゃうから総合型選抜(AO入試)で受験するのがオススメらしい

6月2日からその総合型選抜の エントリーが開始されるらしくて 7月5日に面談が始まるらしい

そして10月頃に出願した20日以内に 入学費用約85万円を払わないといけない

その専門学校には 入学費用延納制度 ってのがあるらしくて

ほとんどの専門学校は 1ヶ月から半年ぐらいに延長できるらしいけどあたしが入学したい専門学校では

その専門学校に問い合わせしなければいけないらしい…

学校の先生にも相談したんだよ

まず、先生の提案だと その10月までに貯めれたお金と 残りのお金を親に借金して もし借金できなかったら

1年間就職してその専門学校の 入学費用を頑張って貯めて再来年 入学する

借金できたらできたで 1番手っ取り早い、らしい。

これらのことを頭抱えて考えながら 眠った結果

こんな夢を見ている

あたしの周りの人達は 親がお金をためてくれてお金の心配しなくて済む人が多くて

あたしはその人たちを妬んでしまっている

入学費用を貯められなかった 自分が悪い、ちゃんと分かってる

あたしには姉がいるんだけど 姉貴の時は義父から借金して 専門学校に入れたんだよ

義父は姉貴を信頼してるから

でもあたしは信頼されてない

なんなら血の繋がってない人に 借金したくない

あたしは眠る前に バイトの調整を考えた

6月7月は4連勤のうち5時間8時間働くことにして、夏休みは6連勤働こうかなって考えてる

給料が10万超えたらいくら税金取られるか分からないけど、 入学費用延納制度のことも考えながら頑張っていこうと思う

ZERODA‐ゼロダ‐

多分この夢は
不安と焦りから出てきた夢

ZERODA‐ゼロダ‐

周りと自分を比べた差

ZERODA‐ゼロダ‐

あたしはこの崖の上から

ZERODA‐ゼロダ‐

選択肢を並べて慎重に
自分の人生を考えている

ZERODA‐ゼロダ‐

ただそれだけ。

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