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椎葉〇〇
私の必死の願掛けも虚しく、
及川くんからの連絡はその日の夜にやってきた。
こんな私が未読スルーも既読スルーもする事は出来ず、
仕方なくトーク画面を開く。
椎葉〇〇
及川徹
及川徹
イケメンへの普通の接し方って何!?
及川徹
椎葉〇〇
及川徹
及川徹
お、お出かけ!?オデカケ!?
なんで?どうして?私なんかと?何何何
椎葉〇〇
椎葉〇〇
椎葉〇〇
及川徹
パタンと携帯を閉じる。
その後も何度か着信が入ってたけど、無視。
私なんかとお出かけなんて…何か企んでるに違いない。
それか遊ばれて捨てられるか、暇つぶしとか。
椎葉〇〇
ヴーヴーと鳴り続けていた携帯も、
少し経って音が止む。
椎葉〇〇
その考えが甘かったのかもしれない。