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ヒュン
青兎
青兎
青兎
赤兎に続き群青色の鳥居をくぐった先は
見知らぬ世界の空中だった。
辺りは薄暗く
地面からどれくらいの高さがあるのかなんて
見当もつかない。
青兎
青兎
重力のまま落ちてゆく自分の体に
心底絶望しながら叫び続ける。
青兎
青兎
青兎
赤兎
涙ながらに叫ぶ僕の後ろに
赤兎は現れた。
赤兎
青兎
青兎
赤兎
青兎
赤兎
青兎
気づいた時には
お姫様抱っこというものをされていた。
少し恥じらいがあるが、僕の心臓はそれどころじゃない。
あまりの恐怖体験に激しい音は鳴り止まない。
青兎
青兎
スタッ
赤兎
赤兎
赤兎
赤兎
笑顔で謝ってくる赤兎
青兎
青兎
赤兎
相変わらずの笑顔だ。
青兎
今度は呆れている僕の手を
がしりと掴んだ。
赤兎
青兎
僕は赤兎にされるがまま
引っ張られて行った。