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「お願いがあります!」

恋をした。

どうやら本当らしい。

日差しが強くてあまりすきじゃない夏

そんな憂鬱な夏をぶっ飛ばすように

青春のような、淡い恋だ。

気がついた時にはもう遅くて、

完全に溺れきっていた。

話す度息が出来なくなって

胸を握られたような音がして

鳴り止まない、まるで明るい曲の様で

顔も徐々に赤くなっている気がした。

彼はきっとこの恋心には気付いてない

とてももどかしい事ではある。

でも何気に話してる時が1番だ。

しゃべるだけで楽しい。 目が合って笑い返してくれるだけで。

名前を呼ぶだけでも、

下手に意識しなくていいから楽しい。

まぁ勿論付き合えたら1番だけど....

よく彼は空き教室にいる。

理由はあまり知らないが、 前ちょこっとだけ教えてくれた。

    

うちの教室すごく
夕日が見えるの!!

    

凄い綺麗だからさ、
よく見に行っちゃうんだ

って笑顔で言ってくれた。

確かに太陽が直撃してるし、 東校舎とかさほど大きくないから

景色を見るのにはうってつけだ。

    

桃くんも見よーよ

    

1日頑張ったって
思えるんだよ

そういう景色には興味は無い方だ。

でも価値があるなら見たい。

でもこの景色はさほど価値はない。

すきな子だから、見たい気持ちもある

...まいっか

   

いーよ、

    

ほんと!?(( °ω° ))

    

よかった!楽しみ!!

時折両思いだって思う時もある。

まぁでも違う「すき」だろうけど。

彼は友達は多いし、凄くいい人だ。

友達多い理由も分かる。

でもそんな彼は、俺を選んでくれる。

趣味は合う方だからかもだけど。

多分彼のお気に入りだと思ってる。

それだけでも嬉しい。

ちょっとでも相手が「すき」なら満足。

ほうかご

ようやく放課後が来た。

うちの教室に入っていく。

入ると真っ先に風が吹いて、

俺の顔面に直撃する。

髪の毛は言うことを聞いてくれない。

   

っ...紫くん..?

彼の姿を探した。

    

..あ、ごめん桃くん

窓のふちに座っている彼。

暴れ狂ったカーテンを引っ張り抑え、

彼は俺の手を取った。

    

今いい時間だよ

机を数個退かして、 窓のふちに手を置いた。

   

....きれ、

まぁ、本心じゃないけど、

    

...いいよね、

    

俺景色とかすきなの

   

へー..

   

じゃなきゃこんなに
ハマらないもんね

    

そうだよ

    

なんかね綺麗過ぎるの

    

自分もこうなれたら
ずっとそう思ってる

   

..え?

    

真っ直ぐな綺麗さがね

    

いいなって思うの

息を飲んだ。

彼は迷っている気がした。

それを忘れるためにいるのかなって、

それを考えず見ているのかと思った。

また、窓のふちに座った。

    

窓おっきくていいね

   

だね

    

俺でもこんなに座れて

    

すっごく気持ちいいの

風で髪の毛が浮いた。

どうも今日は風が強かった。

    

桃くん

   

ん、

    

お願いあるんだけど

    

いい、かな

   

...なぁに

    

.....一緒に来て欲しい

   

どこに?

    

空に

   

...え?

    

言うならしんじゃうの、

一瞬受け入れなかった。

まさかの展開、というのか。

彼が何を溜め込んだのかは知らない。

それでも大きい何かを感じた。

   

何かあった

    

なかった

    

でも疲れた

    

意味もなく疲れた

   

..そうなんだ

    

そーだよ

    

桃くんは辛くないの?

正直言うとあんまり辛くない。

こうやって彼と話せてるし、

楽しいっちゃ楽しいし。

   

...辛くない

    

..らしいね

   

そうかな

    

そうだよ

    

俺はずっと苦しいよ

   

..病み期?きてるんだ

    

別に、病んでないよ

    

ちょっと辛いだけ

   

..ちょっと、ね

    

まぁ何時でもいいの

    

ずっと消えたい、
ただそれだけだから

    

正直ね

    

ここから落ちるとね
いいと思うんだ

そう言って窓のふちに立った。

座っていたのに、急に立って

思わず彼の手を掴んだ。

   

っ..

    

...とめるんだ

   

今じゃなくていいでしょ

   

もう少し生きようよ

    

なんで

   

生きて欲しいって事

    

そんな欲望いらない

    

..辛いんだよ

腕を振り払おうとした彼。

全力後ろに重心をかけた。

    

ッ..!

引っ張りすぎて転けそうになった

彼をだきしめた。

    

...お願い、なのに

   

...あ

手を離した。

さすがに引かれた。辛い((え

    

....

   

な..紫くん???

    

おねがいきいて

   

え..また、!

    

悪いの..

   

いやそうじゃなくて..

    

..つきあって

続くと思います

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