テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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寧々ちゃんのストーカーはだーれだ？

第2話 - 第2話　作戦実行・作戦会議パート2

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2025年01月20日

#地縛少年花子くん

#八尋寧々

#ストーカー

#七峰桜

ことのねね

ー翌日ー

八尋寧々

さて...今日から作戦実行するけど、どうなるかな..？

八尋寧々

成功します様に..！

日向夏彦

あ！寧々ちゃんオハヨ☆

八尋寧々

あ、夏彦先輩。

八尋寧々

おはようございます。

日向夏彦

学校まで一緒に行こ！

八尋寧々

あ、はい！

ー学校到着ー

日向夏彦

じゃ、俺はこっちのクラスだから！

日向夏彦

じゃあね寧々ちゃん☆

八尋寧々

はい。ありがとうございました。

赤根葵

あ！寧々ちゃんおはよ〜！

赤根葵

教室まで一緒に行こっか！

八尋寧々

おはよう葵！うん！行こ〜！

ー葵にストーカーの件を説明中ー

八尋寧々

ってことなんだよ〜

赤根葵

そんなことがあったんだ...

赤根葵

...ねえ寧々ちゃん？

赤根葵

私も協力してもいいかな？

赤根葵

私は女子だし、あまり効果はないかもだけど
なるべく一緒にいる様にしたい！

八尋寧々

え！すごい助かるよ〜！
側に誰かがいるだけでもすごい心強いし！

八尋寧々

じゃあお言葉に甘えちゃおうかな？

赤根葵

うん！任せて♡

赤根葵

(やった〜！これでいつもよりも寧々ちゃんといられる時間が増える〜！)

八尋寧々

あ！もうHR始まっちゃう！

八尋寧々

急ごう葵！

赤根葵

え、あ、そうだね！

ー昼休みー

八尋寧々

........

やっぱり、視線を感じる。

怖い......

柚木司

ネーネ！

ミツバ

大根先輩！

八尋寧々

あ、ミツバくんに司くん！

八尋寧々

偶然だねこんなところで。

柚木司

ね〜

ミツバ

先輩、今も視線って感じる？((ﾎﾞｿｯ

八尋寧々

う、うん。。なんとなく見られてる気がする。。

柚木司

そっか、でもだいじょーぶ！

柚木司

俺達が一緒にいてあげるから！

八尋寧々

あ、ありがとう！！！

ミツバ

.....ねえ先輩？

八尋寧々

？なあに？

ミツバ

先輩はさ、もし本当に７番様がストーカーだったらどうするの？

八尋寧々

え、どうするもなにも.....

八尋寧々

そんなこと、考えたくもないし、わからないよ。。

ミツバ

...まあ先輩ならそう言うだろうなって思ったよ、

ミツバ

けどどちらにせよ、先輩は自分の願いを叶えてもらうために
７番様に対価として労働力をあげてる。

ミツバ

だから、最終的にもトイレ掃除はしなくちゃいけない、

ミツバ

つまり七番様に顔向けしなきゃいけない。

ミツバ

それが先輩にとってどうなのかって疑問だったんだ。

八尋寧々

.........

柚木司

ネネ？

八尋寧々

確かに最終的に犯人が花子くんだったとしても、

八尋寧々

願いを叶えてもらうために
トイレ掃除をしなくちゃいけないのは変わらない。

八尋寧々

でも、

八尋寧々

うん、

八尋寧々

今決めた。

八尋寧々

私、花子くんにちゃんと話をしてくる。

ミツバ

え

柚木司

それって、ネネのストーカーが普かどうか
聞くってこと？

八尋寧々

.....(コクリ)

ミツバ

そ、それはやめといた方がいいんじゃ......

八尋寧々

いや、もう決めた。

八尋寧々

ごめんねミツバくん。せっかく解決案を出してくれたのに。

八尋寧々

でもこれ以上は耐えられないから。

八尋寧々

ちゃんと本人に直接確認してくる。

八尋寧々

だから，申し訳ないけどこの作戦はやっぱりなかったことにしt

ミツバ

ダメだよ！！！

八尋寧々

み、ミツバくん！？

柚木司

ミツバ？

八尋寧々

ど、どうして？？

ミツバ

だって、気まずくなるじゃん。

八尋寧々

へ？

ミツバ

直接言って、もし七番様が犯人だったとしても、

ミツバ

きっと自分から白状なんてしないと思う！

八尋寧々

そ..れ..は確かに？？

ミツバ

だから最終的に、言っても気まずくなって終わるだけだと思う！

ミツバ

どうせ犯人を確かめるなら

ミツバ

確実にわかったほうがいいじゃない？

八尋寧々

それは....そうかも....

八尋寧々

....わかった。じゃあやっぱり花子くんに言うのはやめる。

八尋寧々

けど、その代わりもう一つだけ力を貸して欲しい！

柚木司

なになに？

ミツバ

いいよ。なんでもいってみて。

八尋寧々

ありがとう

八尋寧々

えっとね....単刀直入に言うと、花子くんの様子を時々伺っていて欲しいの！

ミツバ

様子？七番様の？

柚木司

なんでぇ？

八尋寧々

ミツバくんの提案もすごくいいものだと思う！

八尋寧々

犯人もわかるだろうし！

八尋寧々

けど私は、更に確実に犯人を見つけたい。

八尋寧々

だから、今容疑がかかっている花子くんの様子を観察すれば

八尋寧々

きっと確実になるんじゃないかな？

八尋寧々

....お願い。みんなにしか頼めないの。

八尋寧々

私はストーカーされてるかもしれない身だし、

八尋寧々

逆にあやしまれちゃうから....

ミツバ

...わかった。いいよ。七番様の様子も観察してあげる。

柚木司

けどさ〜逆に言えばそれって俺たちの方が普のストーカーに思われそうじゃない？

八尋寧々

た、確かに....

八尋寧々

それはすごく申し訳ない。。。

柚木司

だからさ、俺考えたの！

八尋寧々

？

ミツバ

？

柚木司

もし普が犯人で、ストーカーしてるってわかったらさ、

柚木司

俺も一緒にストーカーになる！

八尋寧々

.....はい？

柚木司

だってさ、ただ普の様子を見てるだけじゃ面白くないじゃん？

柚木司

だからストーカーしてそうな素振りを普が見せたら、

柚木司

俺が話しかけて普を問い詰める。

柚木司

まあでも普のことだから最初は誤魔化すだろうね。

柚木司

けどそのタイミングで俺が一言言う。

柚木司

『俺もネネを前からストーカーしてたんだ』って。

柚木司

そういえば流石の普も認めると思う。

八尋寧々

うん....？

柚木司

だからそっからは俺もネネを一緒にストーカーする。

柚木司

で！それで犯人も確実に普だってわかるってわけ！

八尋寧々

な、なるほど....

八尋寧々

なんだか斬新なアイデアね....

八尋寧々

でもそれならよさそう....

八尋寧々

じゃあお願いしてもいいかな...？

柚木司

もちろん！任せて！

柚木司

あ、そうそうもう一つ提案があるの！

八尋寧々

なあに？

柚木司

これは他の人にも頼まなきゃいけないんだけどさ、

柚木司

どっかのタイミングでキスをするシチュエーションを作って！

八尋寧々

え、

八尋寧々

......何故？

柚木司

いや〜普はその場面を目撃して、きっといてもたってもいられなくなると思う。

ミツバ

ストーカーするくらいだし、きっと大人しくはいられないだろうね....

柚木司

そ。だからその時に普と俺でそれ(キスしそうなところ)を邪魔して、

柚木司

そのタイミングで全てをばらす。

柚木司

犯人は普だ、ってね。

八尋寧々

なるほど、結構計画的な提案ね....

八尋寧々

やってくれるのはありがたいけど、成功するかな.....

柚木司

だいじょーぶだよ！

柚木司

俺がちゃんと成功させてみせるから！

柚木司

ね？

八尋寧々

わかった、やってみる！

柚木司

よかった！

柚木司

あ、それにさ、

柚木司

こっちの方が、ミツバの提案よりも断然犯人がわかりやすいよ！

ミツバ

ちょっと！？僕だって一生懸命考えた案だったんだけど！？

柚木司

え〜でも俺の案の方がわかりやすいし成功率高いよ？

八尋寧々

ま、まあまあどっちも提案もすごく素敵だと思うよ！

八尋寧々

私のためにそこまでしてくれてありがとうね！

ミツバ

せ、先輩がそういうなら....

柚木司

じゃああしたから俺は普とネネをストーカーするね！！！

ミツバ

まあ犯人が七番様だってわかったわけじゃないけどね。。

八尋寧々

そうだね。。まだ顔すらわからないもんね....

八尋寧々

けど！

八尋寧々

だからこそこの作戦成功させるわよ！

ミツバ

おー！

柚木司

お〜！

八尋寧々

あ、そうだそうだ！

八尋寧々

ちなみに、ちゃんとミツバくんの案も変わらず実行するから、

八尋寧々

それもよろしくね！

柚木司

りょーかい！

ミツバ

はいはーい

八尋寧々

よし、もう昼休みも終わるし、私は教室に戻るね。

八尋寧々

2人ともありがとう！

柚木司

どーいたしまして！

ミツバ

授業がんば〜

八尋寧々

ありがとう！じゃあね〜

柚木司

ばいばーい！

ミツバ

じゃね〜

この話をご覧いただいている方には、もう犯人をお伝えします。

これは寧々がストーカーされるちょっと前の話.....

ー放課後ー

花子くん(柚木普)

はぁ....ヤシロも少年も帰っちゃったか......

放課後、ヤシロも少年も帰っちゃうと暇だ。

もっけと花札してもすぐ飽きちゃうし。

なにかいい暇つぶしないかな〜

八尋寧々

♪〜♬〜

花子くん(柚木普)

！

ヤシロ！？あれ、帰ったんじゃ。。

花子くん(柚木普)

ヤシロ！

八尋寧々

え、わぁ！？花子くん！？なんでここに！？

花子くん(柚木普)

それはこっちのセリフ！

花子くん(柚木普)

帰ったんじゃなかったの？

八尋寧々

えっとね....

花子くん(柚木普)

？

八尋寧々

実はね！生徒会の仕事してる源先輩の様子をすこし眺めてたら

八尋寧々

こんな時間になっちゃって....

花子くん(柚木普)

....っ、へえ。。

なにそれ。

俺のことは眺めたりしないくせに。

花子くん(柚木普)

センパイのことは、眺めるんだ。

八尋寧々

？ごめんなんて？

花子くん(柚木普)

え、あ、いやなんでもない.....

ヤッベ口に出てた。。

でもなんかむしゃくしゃする。。

花子くん(柚木普)

じゃあこれから帰るの？

八尋寧々

あ、うん！そうだよ！

花子くん(柚木普)

わかった。気をつけてね。

八尋寧々

はーい。じゃあね花子くん！

花子くん(柚木普)

うん。また明日。

ー旧校舎３階女子トイレー

花子くん(柚木普)

あーもうまだむしゃくしゃする！

花子くん(柚木普)

なんかないかな....

花子くん(柚木普)

あ！そうだ！

花子くん(柚木普)

暇つぶしがてら、明日はヤシロのこと観察しよっかな！

花子くん(柚木普)

ヤシロがセンパイにやってたみたいに！

花子くん(柚木普)

うん！きーめた！

花子くん(柚木普)

よし！なんだかすこしスッキリしたし、もっけ達！花札しよう！