古着屋さん

オレの家の近くに新しく古着屋さんができた

オレはあんまり服とか興味ないけど

友達とか兄貴とかが結構いい所だと評判がいいらしい

見た感じは古臭くて人が近よりがたい感じの所らしい

オレは今日興味本位で行く予定だ

30分後

いざ店の前に行くとおぞましい感じで

凄く居心地は最悪だった…

なかなか入れずにいると

いきなりドアが

キィィィィィ

と音を立てて開いた

恐る恐る入ってみた

中は薄暗い感じだが服は色鮮やかな物や有名なブランド物が多かった

やけに鉄の匂いがしたが…

店員の声で我に返った

声の出し方を忘れていた

店員は不気味な笑みを浮かべていた

その日はなにも買わずに急いで帰った…

次の日… 学校で

オレは不信に思った

あの古着屋はおかしい

また今日も行って確認してみよう

30分後

オレはまた古着屋に来た

しかし…

もうお店はなく跡形もなかった

今までのことを全て話した

家に帰ってからオレは兄貴がいなくならないように見張っていた

3時間後

寝てる間に兄貴はいなくなっていた

今深夜の0時を過ぎている

ひとまず家の中を探すが見当たらない

近くの学校、駅、公園をくまなく探した

すると…

見たことある赤いジャケットを来た青年が刃物を持ってなにかを刺していた

返事がなく 何を刺してるのか見に行くと

人の死骸だった…

顔もぐちゃぐちゃで

男性なのか女性なのか分からないまでに

オレはすかさず逃げ出した

突然道路に飛び出してしまいトラックに跳ねられた………

……。

う…

う…ん

ここは…どこだ

病室のようだ

跳ねられた後近くにいた人が連絡し

なんとか一命をとりとめたらしい

オレはなにも言えずただただうつむいていた

よくよく後で調べてみると

あの古着屋の服は赤系の物が多く

鉄臭かったのも人間の返り血らしい

また服の持ち主は全部殺人を犯した人達の物で

死んだ人や今牢屋にいる人などさまざまで

生き霊、怨念、未練など その服にとり憑き

服を来た人が殺人を犯してしまうというものだった…

オレが元気になったら兄貴に会いに行こうと思う

そしてこの真実を伝えなければ…