結局僕ら誰にも
愛されたことなど無かったんだ。
〇〇の母
あんたなんか産まなければ良かった(笑)
〇〇
ッ…
そんな嫌な共通点で
いじめっ子
死ねよ(笑)
一虎
ッ…
僕らは簡単に信じあってきた。
君の手を握った時
〇〇
(手を握る)
一虎
(手を握り返す)
微かな震えも既に
〇〇
(震えてない)
無くなっていて
誰にも縛られないで二人
線路の上を歩いた。
金を盗んで
二人で逃げて
〇〇
(どこにも行ける気がしたんだ。)
今更怖いものは
僕らにはなかったんだ。
一虎
額の汗も
〇〇
落ちたメガネも
一虎
今となっちゃどうでもいいさ。
あぶれ者の小さな逃避行の旅だ。
〇〇
いつか夢見た優しくて
〇〇
誰にも好かれる主人公なら
〇〇
汚くなった僕たちも見捨てずに
〇〇
ちゃんと救ってくれるのかな?
一虎
そんな夢なら捨てたよ。
一虎
だって現実を見ろよ?
一虎
シアワセの4文字なんてなかった。
一虎
今までの人生で思い知ったじゃないか。
一虎
自分は何も悪くねぇと
一虎
誰もがきっと思ってる。