あまね
あまね
あまね
あまね
if
if
あまね
if
あまね
if
あまね
あまね
悠佑
あまね
if
あまね
あまね
if
あまね
あまね
あまね
あまね
あまね
地雷はバック
れっつごーとぅーへぶんいんざもーにんぐ…
if
if
じんじんと痛む指先が物語る、 仕事の量
でもifには、毎日の ルーティーンの為に仕事を終わらせた
if
鼻歌交じりの足取りで
向かった先は、小さな猫カフェ
今回は少し不思議な店員さんとの
淡い恋のお話をお届けしよう
いらっしゃいませ
カランと音を立てて開いた扉の先には
悠佑
優しい店員さんが立っていた
悠佑
if
つい数日前
窓に座っている黒猫に招かれ
何の気なしに入った猫カフェ
仔猫と戯れる彼に心を奪われ
知らないうちに虜になっていた
勿論、この恋は決して叶わないものだと 知っている
だから無理に責めたりはしない
でも密かに
自分のことを見てもらいたくて
小さなアプローチを続けていた
この猫カフェに来るのは
彼に会うためにと言っても過言ではない
悠佑
そう言って笑う君はすごく綺麗で
髪の結び目にある、白猫の飾りが 可愛さを際立てていた
if
悠佑
悠佑
if
そう言って席に座ると
にゃぁ〜
と、黒猫が膝に乗ってきた
if
if
そんなことを呟き頭を撫でると
嬉しそうに目を細める
ゴロゴロとなる喉をなぞると
にゃぁと小さく鳴いた
if
仕事の疲れが飛んでいくこの時間
ここに悠佑さんもいてくれればいいのに
そう理想を描いていると
悠佑
愛おしい声が飛んでくる
if
バッと顔を上げると
if
恥ずかしそうに猫耳カチューシャを付けた
悠佑、いや、
天使が立っていた
if
悠佑
悠佑
悠佑
赤らめた頬を人差し指で軽く掻く
if
きらきらさせた目でそう言うと
そうですかね、と呟き そっぽを向いてしまった
if
意地悪そうにそう言うと
んにゃぁっ
と、膝上の猫が伸びた
if
猫を抱えるように抱くと
じーっと悠佑に見つめられた
if
if
悠佑
if
悠佑
悠佑
興味深そうな顔をして見つめられる
真剣な顔をしているのに、猫耳が着いていて
なんだか心が和んだ
if
if
if
悠佑
悠佑
悠佑
確かに此処の猫は
太り過ぎでもなく、痩せすぎてもいない
身なりの整った、美しい猫が沢山いる
でも、保護猫カフェ特有の
「入ったら猫を飼って 帰らなくちゃいけない…?!」
という雰囲気はなくて
凄く入りやすい
if
にゃぁ〜
この猫ちゃんは
んにゃあん
なにか言いたげな目をいつも向けてくる
漆黒の毛並みに、深い青の瞳
まるで
「早くしろ」
と、何かを急かしているかのような
そんな瞳だ
悠佑
if
悠佑
悠佑
if
彼の瞳は、寂しそうに潤んでいた
悠佑
悠佑
悠佑
悠佑
これは後から知った話だが
彼は何か有名財閥の一人息子らしい
悠佑
悠佑
希望の目を向けられ
スっと黙り込んでしまう
この猫を飼うと
きっともう会えなくなる、悠佑さんの ことを思い出してしまう
悠佑
悠佑
えへへと笑う彼は切なげな表情を浮かべた
if
悠佑
if
悠佑
それでも彼からのきっと最初で最後のお願い
大好きな人のお願いは 聞いてあげたいものである
悠佑
if
そう言うと、ササっと手続きを 済ませてくれた
にゃぁ…
if
そんな目で俺を見るなよ
分かるよ、お前だって
悠佑さんと一緒に居たかったもんな
if
悠佑
悠佑
名残惜しそうに、足元に縋る猫達を撫でる 彼に
if
最後の悪足掻き
悠佑
悠佑
悠佑
if
if
どうせ終わる恋ならば
自分の気持ちを伝えて終わらせよう
if
スタッフルームに入っていく彼を眺めながらこう思う
if
if
if
if
if
ぐるぐると頭を廻る言葉たち
まったく、猫の手も借りたいところだ
悠佑
そう言って来た彼は私服に身を包んでいて
普段と違う彼をみてより1層深く恋に 落ちてしまう
if
if
if
if
if
if
悠佑
悠佑
連れてきたこの場所
小さな頃から、不安な事があると
ここに来てしまう癖があった
if
if
でもここまで来たら後戻りなんて できない
大人しく寝ている黒猫を抱き直すと
if
彼と目を合わせた
悠佑
開いた花のような笑みを零す彼は
儚い表情をしている
if
一瞬戸惑い、発した言葉
if
if
悠佑
if
悠佑
if
if
if
彼の見開いた瞳は
閉じた口よりも物語っていた
if
必死に涙を拭うと
悠佑
悠佑
悠佑
if
潤んだ眼をしっかり合わせて
悠佑
神美な顔を少し傾け
嬉しそうに微笑む
にゃぁ〜ん
いつの間にか起きた猫は
幸せそうに鳴いた
if
悠佑
ぎゅっと悠佑を引き寄せ抱きしめる
間に挟まった猫は
「おめでとう」
「ありがとう」
そんな顔をしていた
数年後、左薬指に お揃いのリングがはまっていたのは
また何時か御話しよう
コメント
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がははははは。ぱぴぷぺぽぉ。゚∵・(ノД`)∵゚。 うえええん。゚∵・(ノД`)∵゚。 うえええん。゚∵・(ノД`)∵゚。 うえええん。゚∵・(ノД`)∵゚。 うえええん。゚∵・(ノД`)∵゚。 うえええんぅぅ指輪ぁぁぁ。
わぁぁ…今回も最高です! 毎回思うんですが、あまねさんってネーミングセンスが凄くありますよね! 話の題名を見た途端すぐに見に行きたくなる様な… すっごくハートを押したいのにハートの数が666なんです… 悠くんのダイスナンバのゾロ目じゃないですかぁ!
うう好き… ていうかまじで通知☆☆☆うかな…(通知来なかった) まじであまねさんの小説ほのぼのでも不穏でも最高… 悠くんのキャットラビング良かったよね〜🥰