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テラーノベル(Teller Novel)

とある日の放課後 図書室にて

待たせてごめん、終礼長引いちゃってさ

息を切らしながら話しかけてくる声に私は顔を上げた

大丈夫、あと少しで読み終わるから

そっか、なら明日にでも返事聞かせてよ

うん、いいよ

今日は、何話す……?

もう6時すぎてるのにまだ明るいね

うん、夏って感じっ

…夏、かぁ

早いなあ……

そう、だね……

2人の寂しそうな背中を見つめていたのは夕日だけで

全てがどうでも良くなっていた

だから、私は

一つ

他の異性と2人きりでいないこと

二つ

記念日は大切にすること

……あの

三つ

贈り物は大切にすること

…おーい

四つ

お互いを思いやること

五つ

どちらか、もしくはお互いが守れなくなればその瞬間にこの契約は廃棄する

急にどうしたの?

……別に?

返事、明日じゃなくて今日でもいいなって思って

でも、あの本を読み終わってから返事するって

ううん、気が変わった

本当は、私もずっと好きだった

だけど、恋愛なんてしたことないから

本当に好きなのか分からなくなって

……少し恋愛の本読んで勉強してた

わざとらしく笑ってみた私を

彼は優しく抱きしめてくれた

ありがと

え……?

いつの間にか私は目を閉じて

そのままゆっくりと息を引き取った

ほんと、馬鹿だね

M

i

s

s

i

o

n

C

o

m

p

l

e

t

e

Mission Complete

あなたは標的に毒を投じ殺しました

契約を更新しますか?

▷ はい いいえ

本当に契約を更新しますか?

▷ はい やっぱやめる

⚠️契約違反による処罰⚠️

六つ

この契約は更新してはならない

新しい依頼を受ける場合ももう一度登録手続きをしなければならない

契約を更新した場合は直ちに契約者の体内に装着した爆弾を爆発させる

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