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おしるこ缶

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おしるこ缶

1 - おしるこ缶

2018年12月09日

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中学校からの帰り道。

私の幼馴染だけど、あまり喋ったことの無い男子が、息を切らしながら走ってきた。

坂口くん

おーい!

えり

えっと...坂口くん?

坂口くん

あの、急でごめん!

坂口くん

はい、忘れ物

えり

あ...これ宿題?

坂口くん

うん

えり

あ、ありがとう!

えり

てか、なんで私とあんま喋ったことないのに持ってきてくれたの?

坂口くん

いや、俺が気づいたから

えり

そういう事ね、

坂口くん

今日マジで寒いわ〜

えり

少し雪降ってるしねー

坂口くん

うん、うちの地域では初雪か?

えり

そうみたいだね

坂口くん

あ、自販機あるからなんか暖けー飲み物でも買うか

えり

じゃあ、私も買おうかな

坂口くん

じゃー俺はポッカレモンで

えり

私はー、おしるこ缶にする

ピッ

ガタンッ!

坂口くん

うひょー あったけー!

坂口くん

生き返るわー

えり

あっ...

坂口くん

ん?

えり

お金、無かった...

坂口くん

しょーがねーなー

えり

えっ?

ピッ

ガタンッ!

坂口くん

ほらよっ

えり

え、え?いいのっ?

坂口くん

うん あんま寒いとつらいだろ

えり

坂口くん...

えり

じゃあ、貰っちゃおっかな

坂口くん

おう やるよ

えり

えへへ、ありがとう(照)

渡されたおしるこ缶は、いつもより暖かく感じた気がする。

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