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主
わたし、屋上で靴を脱ぎかけた時に
まちこりーた
三つ編みの先客に、声を掛けてしまった。
やめなよ
口をついて出ただけ。
ホントはどうでも良かった。
まちこりーた
先を越されるのが、なんとなく癪だった。
まちこりーた
三つ編みの子は、語る。
まちこりーた
どっかで聞いたようなこと
まちこりーた
「運命の人だった どうしても愛されたかった】
ふざけんな
そんなことぐらいでわたしの先を 越そうだなんて!
まちこりーた
欲しいものが手に入らないなんて
まちこりーた
奪われたことすらないくせに!
まちこりーた
「話したら楽になった」って 三つ編みの子は、消えてった。
主