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今から5年前
俺は医学部を卒業したばかりで 勉強に追われる日々を送っていた
普段は来ないけど その日は繁華街で同期の人とご飯を食べた後 コワーキングスペース有りのカフェで ひとり勉強をしていたところだった
海
眠気覚ましにコーヒーを飲んでいると 店に人が入って来るのが見えた
でもその人の様子がおかしかった
アロハ
明らかに普通の状態じゃなかった
海
目は潤んで 顔を真っ赤にして 呼吸も早くて 足もガクガクと震えていた
海
症状を見てある状態を疑った
そして決定的だったのが
海
この匂いですぐに分かった
それは オメガから出されるフェロモンの匂いで
海
アルファの俺を 誘引、興奮させるフェロモン
海
駄目だ、落ち着けと 自分によく言い聞かせた
海
アルファが多い医者は オメガの匂いに耐性をつけるように指導される
大丈夫でしょって 指導されている時は そんなに深く考えていなかった
でも実際にそのフェロモンを目の当たりにすると 本当にきつい… 今すぐ抱きたいとそう思ってしまう…
けれど何とか耐えて周りを見渡すと 俺と同じように 悶えてる奴がいた
海
アロハ
あんな奴に
アロハ
渡したくない
アロハ
そして身体が勝手に動いていた
アロハ
倒れそうになっていたその人の腰を 俺はグッと支えた
アロハ
そうした瞬間 彼は目をつぶって身体を大きく震わせた
海
この人、イった…?
アロハ
すごく顔の綺麗な人だった
そして細い腰に細い身体 それをビクビクと震わせる
膝をガクガクさせて 泣きそうになってる姿に 目を離せなかった
アロハ
声はひどく弱々しかった
俺の腕の中で震える彼を 俺はもう放っては置けなかった
海
俺はその後すぐに彼をおぶって ひとまずホテルへと向かうことにした
その間彼はずっと
アロハ
アロハ
そう言っていた
海
俺も半分理性が飛びかけていた
けれど医者を目指す俺には この人を守らないといけない
そんな使命がある気がした
海
そしてホテルに着く
部屋についてすぐ彼を降ろした
そして降ろした瞬間
彼は俺にキスしてきた
アロハ
海
ただでさえフェロモンでクラクラするのに 彼は追い打ちをかけてくるようにキスしてくる
アロハ
何を求めてるかはすぐに分かる
そしてヒート(発情期)を抑える方法も…
でも…
海
アロハ
この人もわかってるはずだった
でもヒートでそれどころではないんだろうと思った
アロハ
アロハ
アロハ
海
アロハ
…だめだ。
アロハ
アロハ
抗えない…。
海
医者になる身としては 最低最悪な決断だった
アロハ
俺は 反応しきってる自分のを 彼の中へと押し込んだ
アロハ
海
アロハ
そしてそのまま 俺は彼の奥へと腰を沈めていった
アロハ
彼は いとも簡単に俺を飲み込んだ
どのくらい繋がっていたか分からない
彼がもっとって言う度に 俺は俺じゃなくなっていった
アロハ
アロハ
アロハ
アロハ
海
海
アロハ
アロハ
アロハ
こんなに惹かれるのは アルファとオメガだからなのか
それとも本当に彼のことを…
海
俺はアロハが愛しく感じてしょうがなかった
何度も抱きしめて 何度も名前を呼んだ
こんな感情は初めてだった
アロハ
アロハ
通常なら ある程度の回数を出せば ヒートはおさまるはずだった
けれどアロハの絶頂は止まらなかった
そして俺もいよいよ限界で
海
海
俺は挿入を浅くした
アロハ
アロハ
アロハは俺の腰に足をまきつけてきて 俺が逃げられないように抱きついてきた
海
アロハ
アロハ
アロハ
アロハ
耳元で響くアロハの声
それは俺の快感を最高潮にした
海
海
海
アロハ
ビュルルルッ…
アロハがイった瞬間中が締め付けられて 俺は今までにない快感に襲われた
その締めつけに耐えられるわけはなく
海
ドクドクドク…ッ
俺はアロハの中に欲を吐き出した
俺たちはきつく抱きしめ合ったまま ふたりで同時に果てた
アロハはそのあと気を失った
俺はアロハの身体を拭いて
そのままベッドに寝かせた
アロハ
アロハ
海
俺はアロハの寝顔を見て 髪を撫でた
きっと一目惚れだったのかもしれない
海
海
そんなことを思ってすぐ ベッドの下にアロハの私物が落ちていた
拾うとそれは生徒手帳で 髙松アロハ と書かれていた
海
まだ18歳の少年だった
18歳なんて まだまだこれからで
君の隣にいるべきなのは きっと俺じゃない
俺はそう思った
オメガを前にして理性を失うアルファなんて
動物と同じだから
こんなに弱い俺じゃ
君を守ってやれない
海
海
こんなことで好きになるなんて 俺は子どもなんだろうか
俺はアロハの額にキスをした
アロハ
海
俺はホテル代だけを残して その部屋を後にした
アロハは綺麗すぎて そして儚なくて 俺には手の届かない人に見えた
アロハを抱きしめる度に アロハからはいい匂いがして
その匂いは甘いのにくどくなくて 俺をどんどんおかしくさせていった
中を掻き乱せば乱すほど 俺の手に指を絡めて 強く握ってきたアロハの手を
俺は解きたくなかった
俺だけを求めて そして俺の腕の中で咲き乱れるアロハが
俺は愛しくてたまらなかった
もし願いが叶うのなら どこかでまたアロハと巡り会いたい
そしたらその時は 普通に話をして 普通に笑い合いたい
アロハのことをもっと知って もっともっと好きになりたい
それが俺の願いに似た祈り
好きになって、ごめん
俺が次にいつかアロハの姿を見た時 俺に見せつけられるくらい どうか幸せそうに笑っていて欲しい
そうじゃないと
俺は君からもう離れられなくなる
俺たちがもし運命の番だったなら
いつかまたどこかで巡り会えるかもしれない
そう
運命の番だったなら
コメント
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本当に天才ですね!続きが楽しみです♪

いい話すぎる!!!