テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
消しゴム
stxxx 黄青 黄○ BL 学パロ
2月14日バレンタイン
チョコを渡したかわいい女の子
きっとあの子を意識してる
僕は渡せなかった
黄くんとは高校で初めて会って
2年生になって結構話すようになった
黄くんはザ モテ男子って感じで
1年の時からモテまくっていて
イケメンで運動できて
勉強もそれなり
なんとなく気に入らないなって思ってた 中一の春
黄くんは保健委員だった
朝から体調が悪かった日
体育の授業が終わったあと
僕は体育委員だったから 後片付けをして一人で教室に帰っていた
急に視界が真っ暗になった
ぐらっと揺れたあと僕は立てなくなって
目が全然開かない不安から
息もできなくて
誰か助けてって思っても
声は出ないしそもそも人がいなかった
次の授業のチャイムが鳴って
このあと50分間誰も来ないの?って
不安で頭がいっぱいだったとき
黄
黄くんが来てくれた
黄くんが来てから安心感があって
息が吸いやすくなった
呼吸が落ち着いたら
ゆっくり保健室に連れてってくれた
それから寝てしまって
目が覚めたら夕方で
黄くんはもういなかった
青
そう呟くとカーテンが開いた
黄
青
青
もう帰ったと思っていたのに驚いて
少し恥ずかしくそっけなくなった
沈黙が続いた後僕から口を開く
青
青
黄
黄
意外な答えにまた驚く
青
不思議そうに尋ねると
きょとんとした後口を開いた
黄
黄
そうやって笑う黄くんの顔は意地悪で
一方僕は柄にもなく顔を少し赤くした
最初の印象は優しい人
意外に冗談も言う姿に親近感を覚えた
そこから特に僕らの仲は変わらなかった
進展があったのは2年の席替え
机を移動し終えて席に座ったとき
後ろから肩を叩かれた
青
青
黄
黄
黄
嬉しそうに微笑む黄くんの笑顔に
僕は期待をしてしまったんだ
仲良くなったのはそこから
僕の隣は黄くんの友達の桃くんで
3人でよく話した
席が近いから勉強を教えあったり
授業中暇なときは絵しりとりをしたり
完璧に見えた黄くんの描く絵は
なかなかに独特なものだった
ある日の授業中
桃くんが暇そうにペンを回した
桃
数学の応用問題に苦戦しているようだ
青
数学は割と得意な方だから声をかけた
桃
桃
桃くんは言葉通り諦めたようで
自分のペンを机に置き 僕の消しゴムに手を伸ばした
人の物をいじるのが癖のようだ
桃
桃
普段人の消しゴムなんて気にしないし
今考えると他にも色違いはいたと思う
でもなんとなくうれしかった
桃
そう言い桃くんが僕と黄くんの 消しゴムカバーを交換しはじめた
黄くんの反応が気になり後ろをむくと
あのときみたいな笑顔で笑いながら
黄
と言った
なんとなく返す機会を逃して
時はどんどん進んでいった
黄くんは交換した消しゴムをよく使って
僕はそれを見て嬉しくなった
2月14日バレンタイン
2日後学校に行くと
話題は黄くんにチョコを渡した子の話
男女別の全寮制の学校だから
休日に男女が会うとすぐ話が広まる
橙くんも嬉しそうで
黄くんに告白しないのかと しつこく聞いていた
黄くんもにやにやしていて
本人はモテている自覚がなかったから
初めての好意に純粋に喜んでいた
女の子は僕らと席が近く
クラス全体が2人に注目していた
それから黄くんは使う消しゴムを変えた
前は意識して交換した 消しゴムを使っていたのに
今ではその消しゴムを人に貸すほどだ
使わないわけじゃないけど
特別感がなくなったみたいだった
それから席替えがあり
僕はチョコを渡した女の子の隣だった
僕は今日も交換した消しゴムを使う
青
青
僕は見せびらかすように笑った
嫉妬するような表情を見せていて
まだ付き合ってもいないくせにと
少し腹が立つ
まぁあんなに意識されているんだ
調子にものるよな
でも許してほしい
この消しゴムは
許されない恋をした僕に
唯一残ったお守りで
僕が黄くんを好きでいた証だった
放課後誰もいない教室でカバーを外した
油性ペンで消しゴムに名前を書く
青
青
なんて小学生のようなおまじないをして
教室に入ってきた黄くんと一緒に帰った
コメント
2件
ニヤニヤニヤニヤニヤニヤ 報われなくて切ない好き マジでもう ぐぉぉぉぉんってなってうおーーーーってなってぶおおおおおお
バレンタインで出そうとしてたんですけど期間空きすぎてもう関係なくてすいません