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コメント
7件
現実の食えるトマトが嫌いなことに罪悪感を非常に感じた。 やっぱり子どもたちは嫌いという味を知ってるからね…
地味に誤字があった……。
やっぱりオラこの3人(?)の絡み好きだ…… 最近毎日トマト食べてるかも トマトゥルさんを食べに行きます
朝の畑。
トマトゥルは、なにやら真剣な顔で地面にしゃがみこんでいた。
手には木の板と、太いマッキーペン。
トマトゥル・ロホ
トマトゥル・ロホ
少し離れているところで、ピーマンは心配そうに見つめている。
一方、ナスビは腕を組んだまま。
ピーマン・カプシ
ナスビ・メロンゲナ
すると、トマトゥルは振り向く。
トマトゥル・ロホ
ガリガリガリ……
トマトゥルは、 勢いよく文字を書き始める。
ピーマン・カプシ
ナスビ・メロンゲナ
そして──
ガリガリ……
ガリ…
最後の一画を書き終える。
トマトゥル・ロホ
トマトゥルは木の板と睨めっこをした。
ばっと、ピーマンたちに見えるように 持ち上げる。
トマトゥル・ロホ
そこには大きく、
『おいしいよ!たべてみて!』
と、ひらがなで書かれていた。
ピーマンは、ぱあっと顔が明るくなる。
しかし、ナスビは相変わらず冷静。
ピーマン・カプシ
ピーマン・カプシ
ナスビ・メロンゲナ
トマトゥル・ロホ
トマトゥルは得意げな顔で笑う。
トマトゥル・ロホ
ナスビ・メロンゲナ
トマトゥル・ロホ
ナスビ・メロンゲナ
ピーマンはクスッと笑った。
ピーマン・カプシ
ピーマン・カプシ
ナスビ・メロンゲナ
トマトゥル・ロホ
トマトゥル・ロホ
三人は看板を持って、畑の入口へ向かう。
すると、風が吹いた。
トマトゥルは、一番目立つ場所にぐっと、看板を土に差し込んで立てた。
トマトゥル・ロホ
ピーマンは、少しワクワクした顔でいた。
ピーマン・カプシ
ナスビ、周囲を見渡す。
ナスビ・メロンゲナ
トマトゥル・ロホ
その時。
遠くから、小さな足音がした。
トマトゥルが、ぱっと振り向いた。
トマトゥル・ロホ
三人は少し離れた場所で、子供と看板を見守っていた。
畑の前に子供が立っていた。
看板を、じーっと見つめていた。
トマトゥル・ロホ
ピーマン・カプシ
ナスビ・メロンゲナ
三人は固まっている。
その中、ピーマンは小声で話す。
ピーマン・カプシ
すると、トマトゥルも小声で。
トマトゥル・ロホ
ナスビ・メロンゲナ
子供、ゆっくりと看板へ近づく。
そして、看板をゆっくりと読む。
子供
トマトゥル・ロホ
ピーマン・カプシ
ナスビ・メロンゲナ
そして──
子供は畑を見る。
トマトゥル・ロホ
ピーマン・カプシ
ナスビ・メロンゲナ
子供
子供
ぴたり……
トマトゥルの笑顔が消えた。
子供はそのまま、クルッと背を向けて走っていった。
足音が遠ざかり、風だけが残る。
誰も喋らない。
ピーマンがそっと言う。
ピーマン・カプシ
ピーマン・カプシ
トマトゥルは、しゅんとした顔で 看板を見る。
トマトゥル・ロホ
ナスビ・メロンゲナ
ナスビ・メロンゲナ
トマトゥル、少し俯いて。
トマトゥル・ロホ
ピーマンがそっと近づいて、 トマトゥルの背中を摩る。
ピーマン・カプシ
トマトゥル・ロホ
トマトゥル・ロホ
ピーマン・カプシ
ナスビ・メロンゲナ
ナスビ・メロンゲナ
ナスビが前に出て、 看板の前に立つ。
ナスビ・メロンゲナ
トマトゥル、顔を上げる。
トマトゥル・ロホ
ナスビ・メロンゲナ
ナスビ・メロンゲナ
ピーマン・カプシ
ナスビ・メロンゲナ
トマトゥル・ロホ
トマトゥル、拳をぎゅっ…と握る。
トマトゥル・ロホ
その時。 後ろから声がした。
三人が振り向いた。
そこには…
メイズ親分が立っていた。
トマトゥル・ロホ
ピーマン・カプシ
ナスビ・メロンゲナ
親分は看板をチラッと見る。
メイズ・ドラード
そして畑を見る。
メイズ・ドラード
メイズ・ドラード
メイズ・ドラード
トマトゥル・ロホ
メイズ・ドラード
風が吹く。
ヒュー、と。
そこで、ピーマンがぽつりと。
ピーマン・カプシ
ナスビ・メロンゲナ
トマトゥルの目が少しずつ変わる。
トマトゥル・ロホ
看板を見る。
そして、顔を上げる。
トマトゥル・ロホ
振り向く。
トマトゥル・ロホ
振り向いた時のトマトゥルの顔は、
明るい笑顔で満ちていた。
ピーマン・カプシ
ピーマン・カプシ
ピーマン・カプシ
ナスビ・メロンゲナ
親分、ふっと笑う。
メイズ・ドラード
トマトゥル・ロホ
ズシッ…土を思いっきり踏み込む音を立て、トマトゥルはどこかへ走っていく。
トマトゥル・ロホ
ピーマン・カプシ
ピーマン・カプシ
メイズ・ドラード
メイズ・ドラード
ナスビ・メロンゲナ