銃兎
…ん?

神
気がついたか

銃兎
?!

銃兎
(どこから声がしてるんだ…まずここはどこなんだよ)

神
落ち着け。

神
ここは「天国と地獄の境目」じゃ

神
お前さんにはAnother World(和訳すると異世界 って言う意味)に転生してもう一度人生を送ってもらう

神
いわば転生じゃな、異世界に。

銃兎
はは…ちょっと待ってくださいよ

銃兎
じゃあ私は死んだんです?

神
そのようじゃな

神
ところでお主、前世の記憶はどれ程?

銃兎
記憶…

神
お前さんは死ぬその刻まで悔いていたことがあるようじゃが

銃兎
……

銃兎
思い出せないな、それは

とりあえず俺は、思い出せることを全て話すことにした。
銃兎
名前は入間銃兎…
職業は警察官でしたっけ?
そして…えっと……

銃兎
特に親しいものがいた気もします

神
お前さんにはの

神
恋人と親しい友人がいたのじゃぞ

神
あまり深くは教えられんがな。だが少しでも前世の記憶があるものは珍しい。

神
(…教えたら、こやつのためにならん。思い出すときが来るのならば、前世の記憶は自分で取り戻さないと意味がない)

銃兎
そうなのか…

銃兎
(恋人…友人……
仲間…そんな存在がいた気もするな……)

神
本題に戻すぞィ。

神
お前さんにゃ今から、「転生時の名前、容姿の変更/不変更」を選んでもらう

神
どうする?

銃兎
そう…だな……

俺には前世で、恋人がいた。信頼できる友人がいた。仲間がいた事は覚えている
もう一度会いたい、話したい。
覚えてはいないけれど…
銃兎
どちらも不変更で頼みます。

銃兎
仲間達は亡くなっているか分かりませんが…遠い未来、見つけてくれるかもしれないですからね。

神
(……本当に覚えとらんのじゃな)

神
……わかった

神
それと…Another Worldにいる間に、記憶が戻るケースもあるぞ。

神
……元気での。
