テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
す ず 。
28,244
ぴーなっつ .🍀
#からぴち
星空 きらら⭐︎タメ最高
223
次の日
俺は学校が終わると、
すぐに神社へ向かった
昨日のえとの言葉が、
ずっと頭に残っている
「明日も来てね」
そう言っていた
だから、
今日も会える
そう思っていた
石段を駆け上がる
ur
返事がない
境内にもいない
いつもの縁側にもいない
ur
嫌な予感がする
俺は神社の奥へ走った
そして、
昨日と同じ場所にえとがいた
でも――
その姿は、
ほとんど見えなくなっていた
ur
えとは俺を見る
et
et
俺はえとの前まで行く
ur
et
ur
et
その言葉を聞いた瞬間、
頭が真っ白になった
ur
et
ur
ur
et
ur
俺はえとの手を握ろうとする
でも、
指がすり抜けた
ur
もう、
ちゃんと触れられない
俺は必死に手を伸ばす
ur
et
et
ur
声が震える
ur
海にも行った
街にも行った
でも、
それだけじゃ足りない
もっと一緒にいたい
もっと話したい
もっと笑ってほしい
ur
えとの目から、
涙がこぼれる
et
et
俺は俯く
そして、
ずっとポケットに入れていたものを取り出した
あの日、
えとからもらったお守り
ur
et
ur
俺はそれを握る
ur
えとは嬉しそうに笑う
et
ur
しばらく、
2人とも何も言わなかった
やがて、
えとの身体がさらに薄くなる
俺は必死に声を出す
ur
et
ur
et
ur
ur
えとは涙を流しながら、
笑った
et
その瞬間、
強い風が吹いた
チリン———
神社の鈴が鳴る
えとの姿が、
光の中に透けていく
ur
俺は手を伸ばす
でも、
もう触れられない
et
最後に、
えとが笑う
et
ur
et
ur
えとの姿が、
少しずつ消えていく
俺は涙を拭うこともできず、
ただその場に立っていた
最後に、
えとの声が聞こえた
et
ur
そして――
えとの姿は、
完全に消えた
境内には、
俺一人だけ
静かな風が吹く
チリン……
鈴の音だけが、
いつまでも響いていた
俺は手の中のお守りを見つめる
そして、
あの日と同じように、
小さく笑った
ur
今度は、
誰も「今笑った!」とは言ってくれなかった
そのことが、
何より悲しかった
コメント
1件
ああ、これは……読んでいて胸が締め付けられました。えとが消えていく場面の描写が本当に切なくて、特にうりが「全然足りねぇ」って叫ぶところで涙がこぼれそうになりました。あの鈴の音が最後まで響いているのが、余韻としてすごく効いてますね。お守りをずっと持っていたっていう伏線の回収も美しい。そして「今笑った!」と言ってくれる人がいないラスト——あの一文で全てが変わるんですよね。切ないけど、ちゃんと愛が詰まった回でした。