テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
ぽての💜🔮🫧
304
ぽての💜🔮🫧
381
完全に日が落ちた、ある日のこと。
僕と悠くんは住みが近くて、帰れる日は一緒に帰って、いつも家まで送ってくれていた。
何故だか今日は一段と上機嫌で、悠くんはずっとにこにこしてる。
白
他愛もない会話として問うてみた。すると、悠くんはどこか照れくさそうに視線をそらす。
黒
黒
黒
白
そう笑いつつ、やはり僕と悠くんの違いを思い知らされた。
彼は真っ直ぐに愛を伝えられる強さがある。
僕には真似出来ない、大きな深い愛と自己主張。
白
白
白
白
そう冗談交じりに言うと、悠くんはこちらを向いて立ち止まった。
白
黒
黒
黒
黒
黒
白
やっぱり悠くんは人とは違う。
男らしさとは別の、悠くんだけの特別な何か。
自分の恋心に自信を持って、ましてや相手に勇気をくれる人に、突然と話を聞いて欲しくなった。
白
黒
白
誰かは言わない。言えない。
僕はそんなに自分の恋心に自信はないし、想い人の相手の名前を口にしたらいけなかった。
白
白
あの二人の姿を思い出すと、心が痛かった。
みんなに愛される二人が、お互いを愛していた。
その事実は認めたくなくとも認めざるを得なくて、ひとりで思い出すと自傷に走ってしまう。
りうちゃんが心配してくれたけど、それも申し訳ないほどに立ち直れてはいない。
否、立ち直れるわけがない。
黒
黒
黒
白
白
突拍子もない悠くんの提案に圧倒されつつ、申し訳ないがためにストレートに断った。
が、悠くんは負けじと「遠慮すんな」と言わんばかりに押し込んでくる。
黒
そんな悠くんに腕を引かれて、断りきれない僕はそのまま委ねて着いて行った。
ただ眠気に苛まれつつ、テーブルの下でひっそりとスマホをいじっていた。
この教授の講義は大して面白みもなければ見るに飽きて、正直しんどいものがある。
となりで授業を受けているあにきは頭を机に寝そべりつつ、隠す気もなくスマホをいじっている。
現代社会の風刺のような様に我ながら失笑していると、あにきは小さく口を開いた。
黒
青
そう視線を向けると、あにきは珍しく無表情だった。
ただ無表情ではありつつも、感情がない訳ではない。
黒
黒
眉を下げたあにきの面持ちからは、大きな哀愁が漂っている。
誰がしたのかと深堀はしちゃいけない。そう考えつつも、だいたい見当は付いているのは秘密。
青
青
青
青
頬杖を着き、思考を巡らせる。
俺はちゃんと失恋した時、どうするんだろう。
否、どうなってしまうんだろう。
黒
青
なんて保険をかけながら、スマホの画面に視線を落とす。
先程から会話を交えているのは、互いに手を組もうなんて言ったほとけ。
元気に見せるような字面で返してきやがって、心配ったらありゃしない。
強がるくせに一丁前に傷つくから、放っておけない。
青
あんな悪魔を追い掛けるより、手っ取り早く初兎とくっ付いときゃ良いと思うけど。
ほとけがとんだ勘違いをしてるから俺個人としては好都合だが、やはり手を組んだ者として一人勝ちはできない。
…ほとけには悪いけど
青
ほとけが初兎の良さに気付けばいい。
お前とりうらをくっつけるためじゃなく、お前が幸せになるための協力をしてやる。
……あんなの追っ掛けてたら痛い目見るからな。
コメント
5件
良すぎるッ…😭最高すぎます、慰めてる黒さんも悲しんでる白さんも何もかもが最高です^_ ̫_^💖
ぁぁあぁぁぁぁぁぁぁあ"""ッッダァァァァァァ😭😭(?) 尊ぃ"ッッ、尊"いぃぃぁぁあい"ッッ😭🫶🏻 白様に振り向かせようとしたり赤様のことを悪魔って読んでる青様もやり取りしてる水様も尊いぃ…"ッ!!!
第5話、読ませていただきました。 すれ違う想いが切なくて、胸がぎゅっとなりました。初兎くんが失恋の痛みを語る場面、悠くんが「俺ん家来てええよ」ってさらっと差し出す優しさが沁みますね。一方で青くんの「初兎に振り向いてもおうか」って内心——ああ、この子も誰かを想ってるんだなと。同じ傷を持つ者同士、陰で支え合う関係が美しくももどかしいです。 続きがすごく気になります。素敵なお話をありがとうございます🌷