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*創造の間*

チーノはひたすらに光の柱と波を避け続け、あちゃみは守備壁を触って何かを探っている

玄武は守備壁内におり、そこから武器を選び出し攻撃をしている

だが、二つ自身が造り出した最高傑作であるものを、アビリティーを保有していない者にいとも簡単に突破された

なのに、無表情で慌てる様子はない

眼鏡の反射で瞳は見えない

チーノ

はぁ、はぁ、つ、疲れた

玄武

体力が尽きてきたか

あちゃみ

..........あった!

守備壁を探っていたあちゃみの声が響く

あちゃみの方を見ると、オレンジの石が嵌ったナイフだった

あちゃみ

チーノさん!これを!

チーノ

は、はい!

玄武

流石だな。探索スピードも早い

玄武

だが、行かせない

玄武の声を合図になったようで、波の高さと範囲が広くなる

チーノ

なっ!

あちゃみ

変幻自在の厄介な波ね

玄武

別名『最凶の毒薬』その名も【ディッフヘロ】

玄武

波の高さを変えて人を飲み込み、毒付けにして殺す

玄武

使っている本人は、容易に人を殺せるのにわざわざこの武器を使う

玄武

この毒は世界中探しても存在しない

玄武

解毒もできない

玄武

だって、生み出したのは俺だから

色も空色と紫が混ざっている

毒沼ならぬ毒波。しかも、変幻自在

変異的で驚異的な物だろう

チーノは必死に掻い潜り、あちゃみの所にたどり着く

ゴットスフルー同様に扱いきれていないのだろう

チーノ

あちゃみさん

あちゃみ

これをお願いします!

チーノはナイフを受け取り、助走を付けて十字架に向かう

チーノ

いっけぇ〜!!!

思い切り振り下ろすと、バキッと音がなり十字架にヒビが入る

チーノ

(あと少し......!)

眩い深緑の光と共に十字架は粉々になった..........が

それと同時に赤紫色の光が出現する

「「!!」」

玄武

あぁ〜せっかく難易度下げてたのに

玄武

さぁ、思うように貫け

玄武

神器【グングニル】

十字架から現れた槍は、チーノに向かって飛んでくる

咄嗟に持っていたナイフで槍を弾いて着地する

あちゃみの考察通り、十字架が消えたが、予想にもしない槍の出現に戸惑っている

玄武はその様子をみて

ニヤニヤしていた

ふたつの主役第2章~裏と表が交わる場~

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