テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

一覧ページ

君のことをずっと

第53話 - サプライズ

622

2024年03月10日

#えとさん

#ゆあんくん

#ゆあえと

#青春恋愛

#TL

#大人ロマンス

りりる

なんだかんだあって

気づいたらyan"くん"の誕生日

ふー…

胸に手を当てて

ふー…と、息を吐く

…よし

冷たくて赤くなっている指先にはーっと息を吐いて

そっとインターホンを押す

ピンポーン

yan

はい

っあ、…etでーす

yan

……えっ！？et"さん"！？

yan

ちょっ…なんで…え！？

yan

ちょっと待ってすぐ行くから！！

…w

焦っている声が聞こえる

まぁ、そりゃ驚くだろうな

ガチャッとドアが開かれ

yan"くん"と対面する

あははっ、やっほ〜

yan

e、et…"さん"？

へへっ、サプラ〜イズ

……みたいな？

yan"くん"の誕生日だから

サプライズとして、連絡をせずに会いに行った

…やっぱ迷惑だったかな

yan

…ほっ、本物だぁ…

…えっ

yan"くん"が近寄ってきて

ぎゅっと抱き寄せられる

わっ…！

yan

…会いたかったぁ

そう言うと、力が加わる

……連絡しなかったけど、迷惑じゃない？

yan

…うん、すげー嬉しい

…ふふっ、よかった

手をゆっくりと伸ばして

yan"くん"の頭をそっと撫でる

yan

…なんで…来てくれたの？

……誕生日だから、ね？

それに…わ、たしも…

私も会いたかった

だなんて

yan

…それに？

やっ、…ぱ、なんでもない！！

言えたら、よかったのに

yan"くん"の部屋に入り

ストンとベッドに腰を掛ける

やっぱ、安心するな

yan

…いやー…まさか誕生日覚えてくれているなんて

…そりゃあ……まぁ…彼、女だし…

照れくさくて、語尾が小さくなる

yan

…

yan

…あぁーもう可愛すぎる

かわっ…！？

yan

あれ、照れてる？w

指先で私の頬を撫でられる

んっ…ちょ…もう…！

たっ、誕プレ渡すから！

これ以上照れさせられるのは嫌で

誕プレでなんとか誤魔化す

yan

え、まじで？

yan

用意してくれてんの！？

うん…！

コクッと首を縦に振って

袋を差し出す

はい、これ

yan

…え、いいの？

うん、頑張って考えたから！

yan

、なら早速見ちゃおっかな〜

yan"くん"がそっと袋から取り出す

yan

…お、キーケース？

そそ！キーケース！

yan

え、めっちゃいいやん！

yan

ありがとう！

w…

ちなみにそのキーケース私とお揃いだよ

私のキーケースを見せると

yan"くん"が私の方へ身を乗り出してくる

yan

お、まじだ

ふふっ、すごいでしょー

チラッと顔を横に向けると

思っていたよりも顔が近くて

っ…！

yan

…あ、やっと向いてくれた

yan"くん"は、そう言って微笑む

っ…

また、照れさせられる

近いって…っ

目を逸らそうとしても

逸らせない

yan

なら離れればいいじゃん

……そ、れは…

yan

ははっ、できないか

頭を優しく撫でられて

そっとまた元の距離に戻る

yan

…プレゼント、ありがとね

……うん

…

なんだか、さっきから私ばっかり照れさせられてる気がする

…それなら

……あと、もう1つある

私だって

yan

ん？

えっと、ね

私だって

…yan"くん"…

「二人きりの時は呼び捨てしてほしくね〜？w」

じゃなくて…

できるから

yanって……呼びたくて…

yan

……えっ

恥ずかしくて、yan"くん"の顔を直視できない

yan

……い…ま

…っべ、別に駄目だったらいいけどっ、

駄目だったかなと焦って、思わず大丈夫だと言ってしまう

yan

……いいよ

…、っえ

yan"くん"と目を合わせる

yan

…etには、そう呼ばれたい

私の指とyan…の指が絡まり

ぎゅっと握られる

っ…ya…n…

心臓がバクバクと音を鳴らして、うるさい

yan

…なに？

…っあのね、本当は……

感情を抑えきれなくて

気づいたら勝手に口が動いてて

今日会いに来たのは…っ

…誕生日だからってこともあったけど…本当はっ、

……私も、yan…に、会いたかったからで…

…っん！？

私の頬に手を添えられて

ぐいっとyan…の方向へ向かせられ

そのまま流れるように口を唇で塞がれる

んんっ…

繋いでいる手をぎゅっと強く握って

yanの肩に手をそっと置く

どのくらい、時間が経ったのだろうか

止まらないキスを終え

顔を合わせる

っ…

話す間もなく

ぎゅっと強く抱きしめられる

yan

…et

yan

…好きだよ

耳元でそう囁かれる

っ…やめて…

…まだそう呼ばれるの慣れてないから…

yanの胸に顔を埋める

yan

…恥ずかしい？

yanの腕の中でコクッと頷く

yan

…ははっ

優しく、温かく頭を撫でられる

yan

なら…慣れるように

yan

たくさんetって呼ばなくちゃね

……程々にしてください…

yan

…んー…どーかな(笑)

…なに…それ

チラッと顔を上に向けると

yanと目が合う

yanがニコッと優しく微笑んで

また唇が重なる

yan

……etから始めたんだからね

その言葉も

すぐに私の口の中に消えていった

君のことをずっと

作品ページ

次の話を読む

この作品はいかがでしたか？

622

10件

うぐふっっっっ、、、ニヤニヤが止まんないんすけど((((

うわぁぁ、まじ最高です ... 🥹💞 ほんとにりりるさんの小説大好きです！！ 🥺 大好きなんですけど！どう表現すればいいか分からない ... 😭😭 めちゃめちゃ尊いです！！可愛いです！！天才です！！語彙力なくてほんとごめんなさい ... 。😖 とりあえず、りりるさんは神ってことです！！！ 😉 ( (