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3件
(இдஇ`。)うわぁーーーーん
カタン
類
瑞希
世界が終わるまで、残り1時間。
類
類
瑞希
類
瑞希
特に話すこともなかった。
最後の日だからといって、何も変わらない。
瑞希
類
瑞希
彼女の口から出てくる言葉は、大体予想がつく。
瑞希
違った。
そんなことを言われるとは思っていなかった。
別にいいか。
……変わるわけじゃないんだし。
類
やっぱり、好きだ。
類
その想いは心の奥にしまい、鍵をかけた。
彼女が、好きだと。
僕の心は、叫んでいる。
瑞希
話すことが無くて。
ただ、静かな屋上がなんだか虚しい。
それだけだった。
瑞希
瑞希
類
やっぱり無理だ。
瑞希
カチャ
瑞希
最後の日だというのに。
ボクは、イヤホンを耳に入れる。
音楽が、流れる。
ボクの心を塞ぎ込むように、流れる音楽。
瑞希
やっぱり、好きだよ。
その気持ちは、覆い隠した。
瑞希
キラッ
類
一瞬、何かが光った。
あれが、隕石だろうか。
これで終わりなのか。
類
瑞希
類
瑞希
瑞希
終わらないで。
そう願って。
そうしているうちに、涙が溢れていた。
冷たくて、だけどどこか暖かい涙が。
類
瑞希
僕は瑞希が…好きだ!!
瑞希
瑞希
瑞希
類から出てきた予想外の言葉に
言葉が詰まる。
そんなこと、言われるなんて思ってなかった。
いや、違う。
瑞希
ボクは、ずっと───
瑞希
彼が、好きだった。
瑞希
涙がゆっくりと頬を伝う。
類
類
瑞希
類
瑞希
そうだよ。
ボクだって本当は好きだよ。
今でも、ずっと───
「孤独」な仲間の彼が。
好き「だった」なんて____。
瑞希
類
瑞希
瑞希
瑞希
ドォォォォン
類
瑞希
瑞希
何かがぶつかる音。
それはきっと、隕石だった。
屋上が崩壊していく。
瑞希
類
彼から差し伸べられた手。
瑞希
ぎゅっと握る。
(空だと思って
類
瑞希
類
瑞希
瑞希
類
瑞希
涙が空に向かって流れる。
瑞希
瑞希
類
今までに無いくらいの涙が流れる。
それだけ、彼女との別れが辛いのだろう。
瑞希と出会えてよかった。
そう思えたのは、今日が初めてだった。
最後の日に、初めての恋人ができた。
瑞希
類
ゆっくりと手が離れる
類
地面に体を強打された。
類
瑞希
類
意識は、無くなっていたのだろう。
瑞希
瑞希
彼女の唇が、類の唇に重なる───
瑞希
最後の日、彼らは
幸せにいなくなった。