蓮
座れ。
海斗
失礼します。
蓮
紅茶飲めるか。
海斗
ミルクティー以外なら飲めます。
蓮
わかった。
カチャカチャ、、、
蓮
ほらよ。
海斗
ありがとうございます。
海斗
それで、先程の柊さんのことですが…。
蓮
先にケーキを食わせろ。
海斗
どうぞ。
モグモグ、、、
蓮
(フッ)
海斗
(柊さんが言ってた幸せそうな顔ってこの事か。若の優しく笑ってる顔、初めて見た。)
蓮
食べないのか。
海斗
いえ、いただきます。
海斗
…美味しいですね。フルーツタルトって味がごちゃごちゃしてるかと思ったんですけど、いい感じに合ってますね。
蓮
あぁ。市販のやつはそうのが多いんだが、柊のはすっきりしていて上手い。
海斗
何書いてるんですか?
蓮
感想だ。ケーキをもらう変わりだ。
蓮
紙に書いておけば、言う時忘れないだろ。
海斗
律儀ですね。
蓮
柊の為だ。
数分後、、、
海斗
もう聞いてもいいですか。
蓮
構わん。
海斗
彼女とはどうゆう関係ですか。
蓮
隣の部屋。
海斗
さっき柊さんが言ってた約束ってなんですか。
蓮
柊かケーキを作って、俺が感想を言う。
海斗
…彼女、どこの大学行ってるんですか?
蓮
調理製菓専門学校。
海斗
だから感想を…。
海斗
若。
蓮
なんだ。
海斗
女性と関わらないのでは?
蓮
…それとこれは違う。
海斗
柊さんも彼女と同じような方かもしれ
蓮
柊は違う。あいつと一緒にするな。
海斗
…はぁ、分かりました。
海斗
柊さんには言わないんですか。
海斗
俺たちがヤクザってこと。
蓮
言う必要が無いからな。
海斗
巻き込まないよう、
気をつけてくださいね。
気をつけてくださいね。
蓮
あぁ、分かってる。
海斗
そろそろ帰ります。
海斗
近くには舍に来てくださいね。
蓮
分かった。
海斗
それでは失礼します。
ガチャ、、、
蓮
(…柊はあいつとは違う。)
蓮
はぁ、皿返しに行くか。
キンコーン、、、
朝陽
はーい。あ、竜野さん!
蓮
皿を返しに、それと感想。
朝陽
わざわざ紙に書いてくださったんですね!ありがとうございます!(ニコッ)
蓮
お前の笑顔はいいな(フッ)。
朝陽
えっ///
蓮
なぁ、柊は俺のことは怖くないのか。
朝陽
…はい。竜野さんは優しくて、私の話も飽きずに聞いてくれて、怖いイメージなんて1つもありません!
蓮
っ!そうか。
朝陽
そういう竜野さんも私のこと嫌とは思わないんですか?
蓮
当たり前だ。柊と話をするのは楽しい。
朝陽
た、竜野さんって素直ですよね。
蓮
嫌か?
朝陽
ぜ、全然!
蓮
…朝陽。
朝陽
へっ!?
蓮
朝陽って呼んでもいいか。
朝陽
は、はい!
蓮
俺の事も蓮でいい。
朝陽
れ、蓮さん/////
蓮
なんだ朝陽(クスッ)。
朝陽
ひえぇぇぇぇぇ/////
蓮
(可愛い。)
蓮
(…俺は今なんて思った?)
朝陽
どうかしました?
蓮
いや、なんでもない。
蓮
部屋に戻る。
朝陽
はい!お皿と感想ありがとうございました!
蓮
また、よろしく。
朝陽
任せてください!
蓮
(フッ)おやすみ。
朝陽
おやすみなさい。
バタン、、、