自衛注意報 #吸血鬼 #iris #bl #桃×青 (青サマ受け初書きなので下手注意) 自衛お願いします! ではどうぞ!
桃(ないこ)
青(いふ)
桃(ないこ)
青(いふ)
桃(ないこ)
青(いふ)
桃(ないこ)
血が外へ流れていくたびに体の力が抜けていく 気づくと俺は床で座り込んでいた
今思えばあの時こいつに話しかけていなければ…
6月の中旬 梅雨の時期にあいつはやってきた
桃(ないこ)
「変な時期に転校してくるな」と思っていると どこか吸い込まれそうな瞳がこちらを見ているのがわかった
桃(ないこ)
ないこは俺の席の隣の空席を指差し そうさも当然かのように言った
先生
桃(ないこ)
近寄りつつそう呟くないこが少しだけ気持ち悪かった
青(いふ)
クラスで優等生で通っている俺にとって この声かけが最善ということはわかりきった話だ
桃(ないこ)
いきなりにしてはかなり踏み込んだ質問をしてくる デリカシーのデの字もないようなその質問に 俺は完璧に答えた
青(いふ)
桃(ないこ)
思っても見ない返答に少し戸惑いつつも なんとか自分のペースを保とうとする
青(いふ)
桃(ないこ)
いきなりないこに手を引っ張られ自然と椅子から体が離れ 振り解こうとしても振り解けない 貧弱そうな細い腕から出る力とは思えなかった
先生
桃(ないこ)
先生
いつもなら怒る先生が今日はやけに素直に承諾した まるで洗脳でもされたように
桃(ないこ)
青(いふ)
桃(ないこ)
青(いふ)
桃(ないこ)
それで廊下に出たがっていたのか…とわかり少し安心する
青(いふ)
桃(ないこ)
青(いふ)
桃(ないこ)
青(いふ)
ゴトン
いきなりトイレの個室のドアに体が押しつけられる 俺は恐怖と戸惑いで下へ崩れ落ちる その手をないこにすかさず取られ 座り込み手だけ上で立っているないこに掴まれていた きっと惨めな顔をしてる
青(いふ)
急いで下を向く 変な声が出た恥ずかしさで俺は床を見ていた するとないこが片腕の拘束を解き 空いた手で俺の顎を触る
桃(ないこ)
青(いふ)
生きていて屈辱という言葉と息を呑むという言葉を同時に体感した
青(いふ)
桃(ないこ)
青(いふ)
桃(ないこ)
青(いふ)
俺の周りにも厨二病はいたが血を求めることはもちろんない ただ手の力から冗談にも思えなかった
桃(ないこ)
青(いふ)
桃(ないこ)
青(いふ)
勉強しかしてこなかった俺の人生にとって他人は邪魔でしかなかった ないこに言われたのが図星すぎて固まっていると 首にチクッとした痛みと体の力が抜けていく感覚が張り巡らされた
桃(ないこ)
青(いふ)
桃(ないこ)
青(いふ)
桃(ないこ)
手を引っ張られ俺は立ち上がる
青(いふ)
桃(ないこ)
青(いふ)
桃(ないこ)
少し走ると力が抜け前へ倒れた するとないこが俺を抱きとめた
青(いふ)
桃(ないこ)
青(いふ)
桃(ないこ)
もう2度と関わりたくない心から思った
episode 1「現れた君」
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