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楽しみにしてました〜
今日もいつも通り、学校で授業を受けている。
すると、いつも先生は授業を延長してくるくせに今日は5分も早く授業を
切り上げて、真面目な話をしようとする。
先生
と先生は言うと、少し教室がザワザワし始める。
先生の「静かに」と言う声にみんな口を閉じた。
先生が次々に話し始める。
その話の内容は、、
昨日の彼女とのトラウマな事件のことについてだった。
俺は少し、鼓動が速くなるし、手汗が出始めてきた。
彼女の方を見ると、少し下を向いて小刻みに震えていた。
俺は話に集中ができなくなり、少し混乱していた。
思い出したくない出来事。
でも思い出してしまった出来事。
これは全部先生のせいだ。
先生
先生
先生
キーンコーンカーンコーン
丁度いいタイミングでチャイムが鳴る。
ああ、思い出したくなかったな。
放課後、彼女は日直だったため日記を書いている。
彼女と話す男の声は少し興奮気味だった。
彼女も少し引いてるみたいだけど、男はそれに気づかず。
男
るな
男
男
るな
るな
男
男
るな
男
その男に腹が立った瞬間、俺は彼女の手を引く。
シヴァ
るな
男
シヴァ
男
あいつは、走って帰っていった。
別に彼女のことを好きと言うわけではないが、なんか
近づけたくなかったため、
つい、口に出してしまったのだ。
とりあえず、面倒くさくなるような感じがしたので早歩きで職員室に向かう
あの後、少し彼女にからかわれたが彼女は俺の反応が薄かったのか
からかうのをやめて、遊びの話をし始める。
るな
るな
シヴァ
うん、と元気に言われ返事に少し困った。
彼女は歌が上手そうだけど、俺は上手くないので彼女の歌を聞くだけにしよう
と、言ったら彼女が少し怒り気味に俺に言った。
るな
だって。
嫌だよ、って返したら、もー!と少し叫んで小走りで先行ってしまった。
なんか、妹ができたみたいで少し戸惑っている。
るな
るな
と、言っているとジュースも何も頼まないでさっそく曲を入れたみたい。
シヴァ
るな
シヴァ
彼女は、俺の話なんか聞いていない。
でも、偶然にも彼女は俺の大好きで救われた歌を入れていた。
歌詞は少し残酷なのに、切なく歌う感じ。
本家と似ていて俺は、静かに彼女の歌声を聴いていた。
彼女の声は、普段話す声より1段階高くて
感情がこっちにまで伝わってくるものだから
どうこう言う前に、文句すら言えなかった。
静かに聴いていたら、もう歌い終わったみたいだ。
彼女はドヤ顔で俺に言った。
るな
俺は迷わずに「上手い」と返した。
すると、彼女の口からとんでもないことを聞かされる。
るな
シヴァ
俺は思考が停止した。歌番組に主演したってこと…?
テレビに出るほど、彼女は歌が上手いってことか。
確かに、彼女は強弱が凄くて、切ない感情が伝わってくるし。
歌に命をかけてるように、必死で歌う姿。
プロと疑われても間違いはない気がする。
それぐらい上手いのだから。
るな
シヴァ
るな
グイグイ来る彼女に少し困っていたが
写真を見せたら静かになったので、子供みたいだなと思った。
彼女は全て見終わった後に少し不満そうにカメラを返される。
「どうしたの」と聞いてみると
「るなの写真が少ない」
ですって。
いや…まぁ、そうでしょうね。
会って1ヶ月も経っていないのだから。
彼女は、「明日は金曜日だから少し遠出しよう」と言った。
まさか、ここ3日間を使うことなのだろうか。
でも、彼女のカメラマンなのだから付き合うか…
と仕方なく承知した。
明日から大変になりそうだな。