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春千夜
俺は「二重人格」だ。
竜胆
え、ちょっ、
竜胆
まてまてまてまて？じょ、情報量が多くないか....っ？
竜胆
千咒って女の子がいてそれがイマジナリーフレンドで、
竜胆
春千夜が二重人格？....
竜胆
そんな素振り見せなかったよなっ、？
春千夜
.........、
マイキー
春千夜....？
春千夜
正確には俺の中にいるものだ。
春千夜
一般の二重人格について、多少の知識は皆あるだろ？
蘭
まぁ....？
蘭
人格が交代交代に変わること...?みたいな、
春千夜
説明下手だな....
春千夜
......
春千夜
まず簡単に言うと、
春千夜
俺の中には「翼」という女の人格がある。
春千夜
それ自体は昔から知っていた。
竜胆
翼....？
春千夜
あぁ....
春千夜
....
マイキー
意味がわからない所は後で聞く。
マイキー
とりあえず大方教えてくれ、
春千夜
.....分かった。
俺は、生まれた頃の記憶もある。
蘭には話したが、
基本皆に起きる、「幼児期健忘」
という現象が、俺には起こらなかった。
春千夜
まずはぁ...
春千夜
そうだな、
春千夜
俺が生まれた時の話をしよう。
驚くと思うが
俺は教会で生まれた。
神の子として
だが俺は「鬼子」という
宗教の教えとして 「悪」とされた存在だった。
ｵｷﾞｬｰｯｵｷﾞｬｯーっ
皆が俺を殺そうと騒ぐ中。
1人の女が立ち上がった。
それが....
翼
ちょっといいですか？
翼だ
翼
この子は私が責任もって殺します。
そういい泣きわめく俺を抱っこし
彼女は教会を去った。
竜胆
ちょっと待てよ....
竜胆
翼はお前の第2人格なんだろっ？
竜胆
どうしっ....
マイキー
竜胆。
春千夜
まぁ聞いてろって、
翼
はぁっ、ﾊｧ
翼
もう大丈夫だからね、っ
すぅ、すぅ、.....（寝
翼
...,
翼
家、行こっか。
家に着くなり
翼は自身に魔法をかけた。
そう、俺の「中」に入る魔術を
今は逸話とされる魔法使い。
しかし
それは実際に存在していた。
......
俺は、ひとりじゃなくなった。
俺が寝ている間。
翼は赤子の体で遠い街まで 向かったのだろう。
ふつーに考えりゃ無理だな。
だけど...
蘭
魔法使いだから。？
春千夜
....そうだ。
ただそれにも条件があったんだろうな
そして俺は愛のない家に引き取られた。
竜胆
質問いいか...？
春千夜
なんだ？
竜胆
さっきお前が言ってた...
竜胆
「千咒」って、
春千夜
あー...
春千夜
翼が俺のために作った人形....
春千夜
いや、さっきも言った通りイマジナリーフレンドだ。
春千夜
そして....
ｶﾞｻｯ、
マイキー
....?
翼
あれ、春千夜こんな所にいたの？
春千夜
......
蘭
誰？
竜胆
、、、？
マイキー
てめぇ誰だ。
翼
友情物語してるとこ悪いんだけど...
翼
ねぇ、春千夜？
翼
....
「さっさと終わりにしてくんない？」
♡=1000
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