シャーク
シャーク
スマイル
スマイル
ばっちりと紫の眼と目線が合う。 普段あんまり目線合わないくせに、なんでこんな時だけ。
シャーク
スマイル
シャーク
そこまで分かってるなら確信してるんだろう。 それでも必要以上に詰めてこないのは彼なりの優しさなのか、何か考えがあるのか…
スマイル
シャーク
今すぐじゃないなら大丈夫だろう 言い訳考えていい感じに逃れられそうだ。
スマイル
そう言うと持っていたスマホがポンッと音を立て、「スマイルを追加しました」と通知が来た。 あ、この世界の名称スマホじゃ無いんだっけ?でも結局略してスマホ!みたいな感じだったような…
スマイル
シャーク
俺からブロックなんてしないし、連絡もしない。 なにかスマイルから連絡が来たら返すけど、わざわざ自分から発信することは無いだろう。
スマイル
シャーク
少しの間があった後、彼は俺と目を合わせることなく帰って行った。
シャーク
シャーク
だが今は、極力絡まないよう絡まれないようと強く誓った相手と連絡先を交換したことよりも、彼の行動に真意が見えない事の方が怖い。
シャーク
シャーク
じっとスマイルの方を見つめるも、彼の目線は窓の外。教室内を見向きもしない。
スマイルと連絡先を交換してからもう早1週間。 アイツは相変わらずボーッと授業を聞いてるフリしてるだけで、俺になんの接触もしてこない。
シャーク
こういう時、仲良いキャラ同士なら何か分かったりすんのかな……… いや無いか。あいつの行動全ての真意を当てるなんて絶対無理だ。
先生
そんなことを考えていたらいつの間にかホームルームは連絡事項まで進行していたらしい。
シャーク
この学園の近場は近くに森が数箇所ある。 街と自然の一体化を目指した結果、森と森を遮るように街ができたのだ。 その中でも1番学園に近い森…通称オルタナ森林地帯は魔物や魔獣が少なく、危険な植物も無い。 その代わりほかの森よりも広くなっているが、魔法で探知できないほど濃い魔力がある訳では無いため、迷子になって見つからない…なんてことも無い、安心安全な森らしい。 だからこそ、学園の近くにあるにも関わらず整備されることなく放置されていると、どこかの会話にあった気がした。
先生
C組……は、Broooockときりやんだっけ? あとは主人公がよく相談相手にしていたサブキャラもいた気が………
シャーク
元のゲームの記憶が薄れてきている。 まだ1ヶ月経ったかどうかのレベルなのに…
シャーク
起立、礼と号令が掛かり、慌てて立ち上がる。
全て忘れてしまう前に、思い出さなくては。
俺の、 鮫和田亰斗の記憶を。
コメント
2件
現実世界の復習ですね‼️‼️思い出したらまたあのノートにメモしたりするのかな...楽しみです‼️
更新頻度がとんでもないスピードで落ちていて申し訳ないです…💦 この話は個人的に納得いってない部分が多いのでちょくちょく修正入ると思います🙇♂️