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轟視点
千夏が訓練場を去った後、轟は氷の残る床に立ち尽くしていた
轟焦凍
守りたいという気持ちは嘘じゃない。 けれど千夏を“弱い”と思っているわけでもない。 ただ── あのヴィランが現れた瞬間、千夏の顔が強張ったあの表情を、 轟は忘れられなかった。
轟焦凍
しかし、不器用な言葉では千夏に誤解させてしまう。 次の日も、その次の日も、 千夏と目が合うたびに、轟は言葉を探した。 だが千夏はいつも笑顔で距離を取る。 無理に近づけば、 彼女がまた笑って誤魔化すことは分かっていた。 轟は初めて、 “誰かとの距離の縮め方”が分からなくて苦しんでいた
千夏の決意
ヴィランとの再会以来、 千夏は放課後にひとりで個性の練習を始めた。 自分の弱さばかり気にしていたら、 永遠にあの日から変われない気がしたからだ。
夏野千夏
そう呟きながら、水を集めては散らし、 天使の羽を広げては、すぐに畳んだ。 何度も失敗し、膝をつく。 けれど、千夏は立ち上がる。
夏野千夏
その決意が千夏の表情から柔らかさを奪い、 代わりに静かな強さを宿らせていった。 けれど同時に、 千夏は轟に近づくことを怖がるようにもなっていた。 自分の弱さを見せたくないから。 本音を知られたら── 嫌われる気がしたから
訓練場
2人がついにぶつかる
特別実技訓練の日。 ペアを決める時、先生は当然のように言った。
相澤先生
千夏の動きが止まる。 轟も息をのんだ。 訓練が始まると、千夏はいつもより距離を取って動いた。 轟が声をかけても、短く返すだけ。 その不自然な距離感に、轟の胸がざわついた。
轟焦凍
敵役の先生が強攻撃を仕掛けた瞬間、 千夏が足を滑らせてバランスを崩す。 轟は反射的に前に出た。
轟焦凍
氷壁が展開され、千夏の前に立ちはだかる。 その瞬間、千夏がはっきりと口にした。
夏野千夏
轟が目を見開く
轟焦凍
千夏は叫ぶように言った
夏野千夏
轟は沈黙した。 千夏の声が震えているのを感じた。
夏野千夏
その言葉は、千夏の本音そのものだった。 轟は一歩近づく。 千夏は一歩下がる。
轟焦凍
夏野千夏
千夏は呼吸を止めた
轟焦凍
それは初めて轟が、自分の気持ちを言葉にした瞬間だった。
仲直り、気持ちが少し通じる
その日の訓練後。 夕暮れの校庭で、二人は並んで座っていた。 風が水たまりを揺らし、 千夏の羽根が小さく光る。
夏野千夏
轟焦凍
千夏はうつむきながら、少しだけ笑った
夏野千夏
轟は照れたように視線を逸らす
轟焦凍
千夏の心臓が、静かに跳ねた。 でもその言葉は恋ではなく、 “信頼”として受け取れるものだった。
夏野千夏
轟焦凍
二人の距離はまだ近くない。 でも、確かに前より“並んで歩ける距離”になっていた。
ここできります