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#創作BL
灯依
958
矢野
29
ーメッセージー
ヒヅキ
ヒヅキ
イヅナ
イヅナ
イヅナ
相変わらず短い返事。
けどどこか温かい。
ベッドの中。
ヒヅキは乱れたシャツのボタンを留めながら、メッセージを見ていた。
女
女
ヒヅキ
ヒヅキ
女
女
ヒヅキ
女
金曜日の放課後。
今日を終えれば久しぶりの実家だ!
中学ぶりだな...。
男子
男子
ヒヅキ
男子
ヒヅキ
男子
ヒヅキ
男子
ヒヅキ
本当に自覚がない。
男子
男子
男子
ヒヅキ
そして夕方、日がかげる頃。
久しぶりの故郷。
山奥にひっそりと佇む、小さな村。
次期当主として、村へ残った兄、イヅナ。
ヒヅキ
村を出てもうすぐ3年が経つ。
どんな反応するかな、 早く会いたい。
ただその気持ちが胸を満たしていた。
門の前には護衛が数人。
彼らの視線が、ヒヅキに向けられた。
護衛
門の向こうにはイヅナが居た。
イヅナは何も言わなかった。 ただ、赤い瞳でじっと見下ろしている。
ヒヅキ
護衛の方がびくりと跳ねた。 次期当主を抱きしめていたからだ。
ヒヅキ
途端、イヅナの赤い瞳孔が僅かに揺れた。 それもつかの間のこと。
イヅナ
それだけ呟いた。 表情は相変わらず変わらない。
イヅナ
イヅナ
イヅナ
イヅナ
そう言い、背を向けた。
ヒヅキ
長い廊下を幾つも曲がり、 突き当たりの部屋の前で足を止めた。
他のどの扉とも違う、重たい扉。
イヅナ
中は広かった。畳敷きの部屋。 書棚には分厚い本。 窓際には上等な椅子が置かれている。
生活感はないが、清潔に保たれていた。
イヅナ
ヒヅキ
イヅナ
向かいの部屋を指さす。
イヅナ
イヅナ
ヒヅキ
イヅナ
ドアを閉め、ヒヅキの部屋へ入る。
イヅナ
ヒヅキ
イヅナ
ヒヅキ
イヅナ
ヒヅキ
イヅナ
ヒヅキ
イヅナ
ヒヅキ
イヅナ
ヒヅキ
イヅナ
村の掟。血を繋ぐための義務。 泉ヶ原(いずみがはら)家の男に課された、一族を縛る掟。
イヅナ
イヅナ
ヒヅキ
イヅナ
そう言い、ヒヅキの部屋を出た。
振り返らない。振り返れなかった。