君の花。

こんにちはー！主です！ 久々の更新(笑) それでは本編どぞ！

あの後大神くんから 連絡が来た 「今日初兎ちゃんと遊びたかった〜！ 今度いつ遊べる？こないだ行った花畑めっちゃ綺麗だったくない！？ また行こ〜！」 といういつもと何も変わらへん君からのLINE ただ持病があると知ってしまった僕は 君になんて返せばいいのか分からへんかった

これから僕がどうしたらええのか どんな話をすればええのか 今までの1ヶ月間やってきた自分の行動が何もかも分からへんくなる

結局浅い眠りにしかつくことが出来へんかった

あんなことを知ってしまって 会いたくなんてあらへんのに、話しかけて来る君

いつも通り笑顔な君 なんでなん？ 病気で辛いはずやのに辛い表情なんて一切見せへん なんでいつも君は咲いた花のように明るい笑顔でおられるんや...？

そのまま聞いた いつもみたいな笑顔で否定してくれることを願った でも君からの口から発せられた言葉は

否定をせんかった やけどその顔は笑っていた、いや いつもみたいな満開に咲いた花のような笑顔ではなく、 雨に濡れて今にも枯れそうな笑顔 果たしてそれを笑顔と呼んでええんやろか

聞きたくない やけど、これから君と関わってく上でこのことを知ってしもうた 以上は聞かずにはいられへん

本人の口から聞いてもやっぱり一致せぇへん 信じたくないという僕の心

''そう長くない'' 一番考えたくない可能性やった

君はそう淡々と告げた まるで僕の信じたくないという心に直接 ''これが事実なんだから受け入れて'' と言ってくるように

いつもより明るい声で楽しそうに話す君

いっつも人を振り回しとる君が...？

色々なとこに咲くというのは、色んなことをしてみる君で 綺麗に咲くのは、病気という事実を受け入れて笑顔な君で 閉じるというのは、笑顔じゃない時の君の心で なくなるというのは、この世からいなくなる ということなんやろか

ここまで君の心に深く踏み入れといて 僕はこれからどうすればええんやろう 君と離れるのもちゃう、慰めるのもちゃう、 だから僕がしてあげられることは

君が自分のやりたいことをやって生きるんなら 唯一事実を知ってる僕が そのやりたいことにとことん付き合う

約束...

言っていいのはお父さんぐらいか...

死を覚悟しとる人の考えだとは思えんかった 普通だったら忘れないでほしいとか、貴方の心の中で生きてるから と言うものちゃうんか？

なんとも大神くんらしい考えやと思った

...は、？

確かにそれはそうやな

君は笑顔で手を振って帰って行った その後ろ姿はどこか懐かしいような姿やった