”恋愛対象 ”

急遽 、 代理首領 … ？ という人の部屋に向かっている 。

ﾋｮｲｯ

三途にお姫様抱っこされ

部屋の前に着き

大将の時とは違う 。

気に食わない事があったら 、

すぐお前を殺すからな ”

コンコン

代理首領 、 花宮を連れてきました 。

御ゆっくり 。

葉月 、 久しぶりだな 。

お前をずっと探してたンだよ 。

葉月 、 死んじまったのかと思ってた 。

涙を流し

良かった 。

その声は何故か震えていた 。

なあ 、

俺

小学生の頃からずっと 、 お前を愛してる 。

お前を求めてたまらねぇ 。

俺だけ見てて欲しい 。

俺だけ …

俺だけ …

私は恐怖心でイザナを押した 。

だがビクともしない彼の体 。

エマを殺したのも 、

ドラケンが死んだのも 、

全部俺の計画なんだよ 。

お前を手に入れたかった …

でも 、 お前は撃たれて失敗に終わった 。

その日から傷つけるのが怖くなって避けるようになった 。

だけど 、 最初からこうしていれば …

壁に押し付けられ

唇と唇が重なり合う 。

彼の舌が私の口に入ってくる 。

静かな部屋に二人のリップ音が音を立てる 。

ﾁｭｯ … ﾝﾁｭ … ♡

イザナの手が私の服の下に入った途端 、

ｺﾝｺﾝｺﾝ ……

ドアからノックがした 。

舌打ち

代理首領 、 首領がお呼びです。

他の男に襲われるなよ ？

受け取り

いい子にしてろよ 。

頬にキス

ガチャ

ピストルを渡された 。

弾もぎっしり詰められていて 、

かなり重い 。

花宮 、 居るか”ｧ ？

入んぞ ” ~

キスで火照った葉月を見て

イザナが銃殺されるのを阻止して 、

唯一マイキーを呪いから救って 、

お前が病院に運ばれて 、 数年が経って

梵天が出来る前 、 イザナは

毎日部屋から出てこなくなって 、

痩せて 、 性格もまるっきり変わった 。

マイキーも 、

前と変わっちまって

面倒事は人を殺して解決してきた 。

どっちもお前と撮った写真を大切にしてたんだよ 。

前にその写真に触れた部下は ……

悲惨な死になった 。

” お前 ”

いーや 、 すぐ会えんぜ ” 。