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わたあめ

やっほー!

わたあめ

みんなー!

わたあめ

注意

わたあめ

史実表現
戦争
普通にBL
思い続けてるだけ
死ネタ
性格カス…?
キャラ崩壊注意

わたあめ

それじゃあ言ってらぁ~

ソ連

スゥゥ

ソ連

ハァァァ

ソ連

ふぅ…

ソ連

やっぱり止められないな

俺は紙巻きを片手にそう呟く

ソ連

…こうやったらきっと…

ソ連

俺をあの時みたいに

ソ連

叱りに来てくれるんだろ?

ソ連

なぁ

ナチス

回想入りまーす

昔から俺はずっと

ずっと

ずっとずっと

彼奴に惚れていた

美味しそうにチョコを頬張る姿

嫌でもしっかりと仕事をこなす姿

動作の一つ一つが

とても綺麗で仕方がなかった

ソ連

……あぁ…

けれども彼奴は

俺といることなんてほとんどなくて

枢軸といることがほとんどだった

ソ連

…まぁ、中立条約を結んでいるしな

ソ連

ポーランド分割をした仲だ

ソ連

嫌われては…いないだろうな

俺はなんやかんやで彼奴との関わりを増やした

その内よく会って会話をする仲になった

ソ連

そろそろ

ソ連

彼奴に伝えたら…

ソ連

いいよ、と言ってくれるか…

俺は花束を持って彼奴の家にいく

ソ連

おーい、いるか?

ナチス

…ん

眠そうな顔をしながらも出てきてくれた

ナチス

なんだ?こんな早い時間に

ナチス

用でも…

ナチス

…その花束はなんだ?

ソ連

…ずっと前からお前のことが好きだった

ソ連

付き合ってくれ

内心は断られるんだろう

そう思っていた

ナチス

…嫌だな

ソ連

…ははっ、そうだよn

言葉を塞ぐようにナチスは言った

ナチス

…そんなわけあるか!

ナチス

…俺も、お前が好き…

ソ連

…!

ソ連

本当か?!

ナチス

嗚呼、…そうだ

こうやって無事に付き合うことができた

本当にこのときは

寿命が縮んだ…

ソ連

…スゥゥ

ソ連

ハァァァ…

いつも通り紙巻きを吸う

ナチス

…なぁ、

ナチス

ずっと思っていたのだが…

ソ連

?どうかしたか?

ナチス

お前それと、酒やめろよ

ソ連

…?!へ?!

想定外の言葉で物凄くびっくりした

ナチス

お前の体に悪いだろう?

ナチス

だからこれはダメだ

俺の手から半ば強引に紙巻きを奪い取った

なぜだかわからないが

心底嬉しそうな顔をしていた

ソ連

…ったく、分かったよ

こうやって俺が酒や紙巻きを使っていると

すぐに取り上げて使わせてはくれないようになった

お陰で

紙巻きも酒もやめることができたよ

この時が心底幸せだったと思う

しかし…

そんな時間は速く過ぎるものだな

ソ連

~~、今日はナチスとデートの日

あり得ないぐらい気分が舞い上がっていた

なのに…

モブ

ソ連さん!ソ連さん!

ソ連

…どうしたんだ、急に…

ソ連

どうでもいいことなら帰って━━

モブ

違うんです!

モブ

ナチスが我が国の領土に攻めてきました!

ソ連

…は?

ソ連

いやいや…そんなわけないだろう…?

ソ連

なんたって、あの…あの…

モブ

…よって、これから戦争状態に入るかと…

ソ連

…そん…な

俺は幸せの絶頂から

絶望のどん底に叩き落とされた

そんな気分だった

ナチス

応答なし

応答なし

ソ連

…?電話か?

話がしたい

その一心で俺は彼奴に電話をかけた

ソ連

…おい!ナチス!

ナチス

あぁ、君か…

ソ連

どういうことだ?!

ソ連

お前が攻めてきたとは?!

ソ連

説明しろ!

ナチス

侵略って…

ナチス

そのままの意味じゃないか

ナチス

そんなことも分からない程君はバカなのか?

ソ連

なっ…?!

違う

違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う

俺が知っているナチスはこんなのじゃない

もっと優しかった

こんなのじゃなかった

こんなに…

ナチス

君は混乱しているようだが…

ナチス

俺は元々君が好きだった訳じゃない

ソ連

……

ソ連

え?

それしか声がでなかった

…じゃあ

今まで交わしてきた愛の言葉は?

行為は?

好きといってくれたじゃないか

…全部

全部全部

嘘だったのか

ソ連

…嘘だったのか…?

ナチス

あぁそうだ当たり前だろう

ソ連

…俺のこと心配してくれてたんじゃなかったのか?

ナチス

私が勝ち取る領土が減ってしまったら嫌だろう?

ソ連

…嘘だろ…?

ソ連

なぁ

ソ連

こんなタチの悪い嘘はやめてくれよ

ナチス

ウソではない

ナチス

私達はこれから貴様らに戦争を仕掛ける

ナチス

残念だったな

ソ連

…待て!

ソ連

一回会って話を━━

ソ連

通話終了

通話
02:08

ソ連

…そんな…

俺は膝から崩れ落ちるかのように座り込んだ

しかし気のせいだろうか

切られる直前に

彼奴の泣き声が聞こえたのは

ソ連

…気のせいだな

ソ連

………

ソ連

彼奴がその気なら

ソ連

俺だって…

やってやろうじゃねぇか

これから戦争は

どんどん激しくなっていった

昔吸っていた煙草、酒を飲むと

不味かった

口に合わなくなっていた

なんでこんなものが好きだったんだろうか

昔の俺はよくわからんな

そして戦争は

だんだん俺が勝ってきて

ついに…

ソ連

…ここか

ソ連

ははっ

ソ連

ようやく追い詰めた…

ソ連

さて彼奴の負け様を見るとす━━

ダンッ

一際目立ったような

発砲音が聞こえた

ソ連

横取りされるんじゃないか

その一心で彼奴の元に走った

今思えば最低だったな

ソ連

おい!

ソ連

大丈夫かクソナ━━━

死体だった

笑顔で

自殺に使ったと思われる銃を片手に

いなくなって

嬉しかった

敵が消えて

同時に

好きな人が消えて

苦しくて悲しかった

胸が裂けそうになりながら

なにか書いてる文字を読んだ

Ich liebe dich

ソ連

…あぁ、

ソ連

そうだったのか

ソ連

なんだ

ソ連

なら速く言ってくれよ

ソ連

あの裏切りはなんだったんだ

ソ連

…なぁ、ナチス

もう喋りかけても反応してくれないな

ソ連

мне тоже это нравится

…あぁ

ごめんな

少したって

俺は墓の前にいる

自殺はしようとしたが

何回も失敗してしまった

その度に

彼奴が泣いて

もうやめてくれ

ということが夢に出る

ソ連

…なぁ

ソ連

また俺と話してくれよ

ソ連

なぁ…?

独りでに呟く

…もう戻ってはこないんだな

ソ連

…俺さ

ソ連

子を沢山拾ったんだよ

ソ連

お前にも見せてやりたいぐらい

ソ連

一人一人個性が強くて可愛いよ

ソ連

…なぁ……?

俺はとあるものを取り出した

酒を一気にグイッと飲む

ナチス

おい…

ナチス

もうやめた筈だろう?

ナチス

なぜまたするんだよ…

ソ連

…?!

ソ連

ナチス?!

声が聞こえて見上げると

呆れ顔のナチスがいた

瞬きすると消えてしまった

ソ連

……あぁ、わかったよ

ソ連

こうしたら…また会えるんだな?

この日から口に会わない酒も煙草も

またやりはじめた

ロシアソビエト連邦社会主義共和国

お父さん!

ソ連

…あぁ、ロシア…

ロシアソビエト連邦社会主義共和国

だめだよ!お酒と煙草は!

ロシアソビエト連邦社会主義共和国

お父さんの体に悪いもん!

ソ連

…あぁ、そうだな

ソ連

…けどな、止められない理由があるんだよ

ロシアソビエト連邦社会主義共和国

…そうなの?、でもダメでしょ?

ソ連

…あぁ、そうだな…

また俺を叱りに来てくれよ

なぁ

俺の愛している人

わたあめ

終わりでーす

わたあめ

ここまで読んでくれてありがと

わたあめ

またいつかの次回の作品で

わたあめ

じゃあねぇ~!

この作品はいかがでしたか?

2,230

コメント

11

ユーザー

推しカプってこんなに尊かったっけ?あとガチで泣いた…

ユーザー

発砲音が聞こえたから暑いとこにいるのにすごい鳥肌立って寒くなり 好きな人がの所で一気に胸が苦しくなりました 過呼吸起こしましたよ好きすぎてどうしてくれるんですか。 親に心配されちゃいましたよ 訳) 最高でしたありがとうございます 良ければもう少しくだs((

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