その後、俺らは家に帰った。
先生と暇ちゃんとみんなと これからについて話し、
決まったことは
少しでも余命が伸びるように 暇ちゃんは毎日薬を飲むこと。
暇ちゃんに過度な運動とか、 負担をかけすぎないこと。
俺らはとりあえず 残りを暇ちゃんといること。
だからしばらくは活動を休止したり らんらんでは大学を休んだり。
そして何よりも
暇ちゃんが、家に帰れる。 退院する日。
それは、明日となった。
暇ちゃんがそうお願いした。
『少ない時間を あの家で過ごしたい。』
そう言ってまた笑うんだよ。 あの人、
本当にバカだな。 捨てないって言うのに。
家に帰って、 俺はまずいるまちゃんに謝った。
だってあんな態度をしたから。
ごめん、その一言で済むことを。
言い出せなかった。今までは。
すち
でもそう言うことによって、 体が少し軽くなった気がする。
いるまちゃんは
『俺こそごめん。』 『自分勝手だった』
と、俺を許してくれた
俺らは笑った 目を見て笑った。
明日、だって。
そう思ったとしても、 少し長く感じる
すればこさめちゃんが、 俺らの前に立って 一つのことを提案した。
こさめ
こさめ
こさめ
こさめ
こさめ
こさめ
こさめたち全員で夜寝ようよ!
こさめ
そう言って笑った。
一度俺にその考えでもいいか、 目を配ってきたので、 いいよの意味を込めて、 頷いた。
みんなもそれに頷いた。
みこと
みこと
みこと
みこと
みこと
と、みことちゃんは言った。
LAN
LAN
LAN
いるま
LAN
いるま
いるま
バカだな、皆んな。
暇ちゃんは一番バカだな。
このリビングに、 俺らの笑い声が響いた。
こんなに必要としてくれてんの。
この人たちが暇ちゃんを 捨てるとか思ってるわけないじゃん。
すれば、きみがおきたときは 誰も居なかったはずだよ
俺らは絶対に君を捨てない
すち
すち