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その後、俺らは家に帰った。

先生と暇ちゃんとみんなと これからについて話し、

決まったことは

少しでも余命が伸びるように 暇ちゃんは毎日薬を飲むこと。

暇ちゃんに過度な運動とか、 負担をかけすぎないこと。

俺らはとりあえず 残りを暇ちゃんといること。

だからしばらくは活動を休止したり らんらんでは大学を休んだり。

そして何よりも

暇ちゃんが、家に帰れる。 退院する日。

それは、明日となった。

暇ちゃんがそうお願いした。

『少ない時間を あの家で過ごしたい。』

そう言ってまた笑うんだよ。 あの人、

本当にバカだな。 捨てないって言うのに。

家に帰って、 俺はまずいるまちゃんに謝った。

だってあんな態度をしたから。

ごめん、その一言で済むことを。

言い出せなかった。今までは。

すち

ごめん。

でもそう言うことによって、 体が少し軽くなった気がする。

いるまちゃんは

『俺こそごめん。』 『自分勝手だった』

と、俺を許してくれた

俺らは笑った 目を見て笑った。

明日、だって。

そう思ったとしても、 少し長く感じる

すればこさめちゃんが、 俺らの前に立って 一つのことを提案した。

こさめ

ねね!こさめいいこと思いついた!

こさめ

なつくん、明日帰ってくるんでしょ?

こさめ

…病院ではめちゃ笑ってたけど、

こさめ

自分が、どう消えちゃうかは、なつくんもわからないしほんとはすごい怖いんだと思う。

こさめ

だからさ、消えちゃう前に、

こさめ

明日、と言うか週一回は、
こさめたち全員で夜寝ようよ!

こさめ

そうすれば、多分なつくんも喜んでくれるでしょ!

そう言って笑った。

一度俺にその考えでもいいか、 目を配ってきたので、 いいよの意味を込めて、 頷いた。

みんなもそれに頷いた。

みこと

え!じゃあ俺もいい?

みこと

あのね、最近めっちゃ美味しそうなケーキ屋さん見つけたの!

みこと

そしたら、めちゃいちご乗ってて、めちゃデカくて、めちゃなつくんみたいなケーキがあって!

みこと

すちくんのときみたいに、さぷらーいず!的な?

みこと

やろうよ!

と、みことちゃんは言った。

LAN

…そうだな!

LAN

よしじゃあ明日、なつにばれないように買いに行こう!

LAN

そうだな…何が必要?

いるま

んー…お金は必須だろ?

LAN

そりゃね。

いるま

えーと、バルーンとか…

いるま

なんだろ、クラッカー?

バカだな、皆んな。

暇ちゃんは一番バカだな。

このリビングに、 俺らの笑い声が響いた。

こんなに必要としてくれてんの。

この人たちが暇ちゃんを 捨てるとか思ってるわけないじゃん。

すれば、きみがおきたときは 誰も居なかったはずだよ

俺らは絶対に君を捨てない

すち

っはは、!

すち

早く帰ってきてくれるといいね!
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