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🌆 🌷
※受 攻 などは特にありません 似たような作品があってもパクリではありません
1ヶ月前のお話
🌷 side
24:00
11月7日
今日は私の誕生日
デビュー当時はまだ中学生で子供だったのに
今ではもう22歳の大学生。大人だ。
今年は誕生日にエッセイを出したのだが
上手に、読んで良かったと思えるようにかけているか
とても不安だった。
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そんなことを呟くと
私の声をきいていたかのように良いタイミングで
一通のメッセージが届いた
「家長、通話できる?」
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エッセイを読んでくれたのはとっても嬉しい。
けれど感想をきくのはとっても怖い。
私は恐る恐る口を開いた。
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安心した。
ひとりでも良かったと言ってくれるものがかけて
私はとっても嬉しかった。
今の私はどんな言葉でも悪い方向に捉えちゃいそうで
すっごく怖かったけれど
意外にそんなことは無かった。
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なんてことをきいてくるリリちゃん。
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16歳の彼女には行くのが難しいところ。
22歳の私でも難しかったけれど。
またね。
と言い通話を切る
少し寂しいと言う感情がありつつも
久しぶりに通話できて楽しかったという気持ちも当たり前にある
なんなら、そっちの方が強いと思う。
私の友だちはみんな夜遅くまで起きているから
24時を回ってすぐに色々な人からメッセージが届く。
いっぱい返さなきゃ
嬉しいなあ
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今なら物語の主人公になれる気がした
通知の量がおさまってきたころ
もう一度、彼女からメッセージが届いた。
「今度私も連れてってよ」
「大人になってからね。」
少し大人ぶって返信してみる
けれど私には一人で行く勇気すら無かったから
きっと、彼女も連れて行けないのだろう。
だからずっと来ることのないことを言ってしまった。
これで君はどう思うかな
悲しい思い、しちゃってないかな
🌷
彼女からの返信は無い
傷ついているのかもしれない
少し時間は経ってしまったけれど
「その時までちゃんと待ってるよ。」
なんてメッセージを送ってみる。
返信が来る前に瞼の重さに耐えられず眠りについてしまった。
朝起きると2件の通知が溜まっていた
開いて見ると
送信取り消し の文字と ありがとう の文字が。
朝だから頭もまわらず
特に何も考えずに、また眠りについた。