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第六話〈幸せは──── ー過去編②ー〉
ー攘夷戦争時代ー
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東雲 一葵(攘夷時代)
私の意識はそこで途切れた
目を開けるとそこには 縄で巻かれた状態の松陽先生がいた
東雲 一葵(攘夷時代)
驚きのあまり言葉が詰まる
高杉晋助(攘夷時代)
振り返ると晋助と小太郎が縄で巻かれた倒れている 意識はちゃんとあった
松陽先生はただ下を向いているだけ
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そう言い男は刀を投げてきた 松陽先生の刀だ
東雲 一葵(攘夷時代)
そんなことできるわけがない
ただ 1つの方法を思いついた
自分の首に刀を当てる
東雲 一葵(攘夷時代)
東雲 一葵(攘夷時代)
桂小太郎(攘夷時代)
高杉晋助(攘夷時代)
私はそんな2人の言葉も聞かずに刀を握る手の力を強め、構える
刀を振り上げて首を斬ろうとした───────
だがそれは誰かの手によって止められた
坂田銀時(攘夷時代)
東雲 一葵(攘夷時代)
坂田銀時(攘夷時代)
そう言い銀時は自分の刀を抜いた
高杉晋助(攘夷時代)
銀時はゆっくりと刀を振り上げる
吉田松陽
いつものような優しい顔で、松陽先生は答えた
高杉晋助(攘夷時代)
銀時は刀を振り下ろし松陽先生の首を 斬った
東雲 一葵(攘夷時代)
高杉晋助(攘夷時代)
晋助は奈落達から逃れ銀時の所にかけていく すると高杉の目に小さな短剣が飛んできた その衝撃で晋助は後ろに倒れる
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奈落達は松陽先生の身体を持ち 帰っていく
東雲 一葵(攘夷時代)
私は松陽先生の首を抱えながらただ空をボーッと眺めていた
一粒の涙が私の頬を伝う
桂小太郎(攘夷時代)
高杉晋助(攘夷時代)
小太郎と晋助が優しく抱きしめてくれる
私はその2人の腕の中で泣き喚くことしか出来なかった
坂田銀時(攘夷時代)
銀時は 空を見上げている その目は切なく、悲しく空を映し出している