※カイザー視点です
カイザー
(なんでまたこんなところにいないといけないんだ)
女
ミヒャエルって言うのも疲れるわよね
女
そうね
女
ミヒャって呼ぶわね
カイザー
ああ?何言ってんだ
カイザー
それを言っていいのは世界で一人だけなんだ
カイザー
お前ごときがその言葉を使うな
女
え?
カイザー
冷めた
カイザー
帰る
カイザー
(その名前を言っていいのはあいつだけだ)
少女
ねぇ何してるの?
カイザー
サッカーだ知らないのか?
少女
うん
少女
すごいね
少女
私の名前はねえっとねフィアって言うの
少女
あなたは?
カイザー
俺はミヒャエルだ
少女
うう
少女
長い!
少女
だからミヒャって呼ぶ
少女
いいでしょ?
カイザー
(悪い気はしないな)
カイザー
いいぞ
それからフィアは良く来るようになった
少女
すごいねミヒャ
少女
私はできないよ
カイザー
人には才能が何かあるはずだ
少女
そうなの?
それはとつぜんのことだった
少女
ミヒャ、私ねもうここには来れなくなるの
少女
最後のお別れだね
カイザー
なんで?
少女
日本に行くことになったの
少女
ママが日本人だから
少女
ミヒャまたね
カイザー
また会った時は俺の・・・・・・になってくれ
少女
うん
少女
絶対約束だよ
それからは俺は少し塞ぎ込んでしまった
サッカーをやるのはもちろん自分のためにやっている
だけど少しでも有名になったらあいつが見つけてくれるかもしれない