宮崎(ミザキ)
………
ガラガラ
紗季(サキ)
御嬢、大丈夫ですか。
宮崎(ミザキ)
紗季…私は、いつでも大丈夫だよ。
足音は紗季だったのか…
宮崎(ミザキ)
そういえば…御兄様が紗季を探してたけど…
紗季(サキ)
わかりました、行って参ります。
タッタッタ
宮崎(ミザキ)
風…当たりに行こ。
ガシャン(柵に寄りかかる)
宮崎(ミザキ)
綺麗だな…
確か…御母様が夕焼け好きなんだっけ、
宮崎(ミザキ)
…落ち着く。
ギィッ…
tntn
宮崎やん、
宮崎(ミザキ)
トントンさん…どうしたんです??
tntn
風、当たりに来ただけやで。
宮崎(ミザキ)
そうですか…
宮崎(ミザキ)
…私って女の子なんですかね
tntn
え??
宮崎(ミザキ)
あ、いや…なんでもないですよ…
やばい…つい口に出ちゃった…
tntn
…そうやなぁ…ヤクザは性別なんて関係ないってよく言われてるけど…
tntn
宮崎は…
" 素敵な女性やで "
宮崎(ミザキ)
ぇ…ッ??
tntn
俺には勿体無いくらい素敵な女性や。
宮崎(ミザキ)
そ、そう…ッ
tntn
それにしても…今日は、
" 夕日が綺麗やな。"
宮崎(ミザキ)
ッ…!!(意味わかってるのかな…)
宮崎(ミザキ)
確かに…今夜は
" 月も綺麗でしょうね。 "
tntn
ッ…そうか。(意味わかってるんかな。)
宮崎(ミザキ)
さ、皆待ってますから…帰りましょう。
tntn
そうやな。