かんら
かんら
かんら
かんら
かんら
白
人は必ず涙や汗を流す。 天気は必ず雨を降らす。
透明は大嫌い。
人間は、感情が透明に混ざって、様々な種類の色を作る。
僕は真っ黒。 永遠に。
僕は救われない。 "失敗作"だから。
[No side]
青
自然に包まれた公園で喋る影が二つ。 アイスをパクパクと頬張り、 桃髪の青年は頭を捻った。
青
青
青
青
勿論、青色の髪の青年は信じていない。
青
青
その時、プルルルッと何らかの機械に振動が走った。
青
そう言うと、彼はピッと音が聞こえると、音が鳴り始める
青
内容は決まってる。
青
青
青
そして、ぷつ、というと 音が聞こえなくなった。
青
青色の髪をした青年は 少し呆れながらも 足をゆっくり動かした。
青
そこは、立派に建てられた城 ここに初兎様が引きこもってるんだとか
さっさと終わらせて帰ろう。 そう考えた数分前の俺は、バカだなぁと思う。
がちゃり、ドアの音がする。
そこに立っていたのは 青色の髪をした青年。
白
青
青
白
青
白
白
青
白
青
白
青
本当の俺を知ったら、 何故か皆泣いて行く。
失敗作の僕は、 愛されなくなる。 また、独りぼっちになるのは 嫌だから、
友達とか、 家族とか、 友情、愛 全部要らない。
自分の全てを捨てて、 ここに居るんだから。
青
白
汗....... 透明......!!
白
青
白
青
ぱたん、扉が閉まる音がする。
白
やっぱり...... 無理だ。
黒かった感情が すぅっと透明になる。
いや、 透明に近い灰色。
"透明色"の感情に 誰か、色をつけて_____。
コメント
2件
『透明』をお話に取り入れるの才能よね。 天才過ぎる、頭の先端分けてください(((
やだ....感動.... まじで、あの時点で泣きそうになってしまったのですが....、? 次回楽しみですぅぅぅっ!