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思いもしなかったからだ。
戦場で香る『良いにおい』に導かれて、 その香りの主に辿り着くことになろうとは。
イングランド
イングランド
すれ違おうとした彼を呼びとめてようやく、はっと気づいた。
自分が今、敵地であるグレートブリテン島北部に 足を踏み入れていることに。
スコットランド
スコットランド
イングランド
言葉がつっかえる私をよそに、 スコットランドはつづけた。
スコットランド
スコットランド
言えない……!
「貴方から香るその甘いにおいに連れられて来ちゃいました」 だなんて、とても言えない!
イングランド
イングランド
スコットランド
スコットランドといえば、 とっと降伏してうちの管理下になればいいのに そこを食い下がって譲らない北部の地域だ。
イングランド
スコットランド
まじまじと見つめていると、 …不覚なことに「魅力的だな」と思ってしまうほどの 容姿だった(特に身体)。
近くに寄ってみると、 先程よりずっと強く香る甘いにおい。
そして何より私のすることなすことに 一回一回リアクションをとるのだ。 警戒したような目を向けながら、肩をすくめて。
イングランド
スコットランド
イングランド
呆れるスコットランドを置いて 私は引き返そうと…したのだが。
スコットランド
スコットランド
イングランド
スコットランド
イングランド
スコットランド
スコットランド
だから走るのは嫌いなんだ。
スコットランド
息を切らしながら走るが、 彼はわざと追いかけにくい道を選んで逃げている。 なんて卑怯な奴だ……
イングランド
スコットランド
スコットランド
イングランド
イングランド
スコットランド
大した距離も走ってないのに妙に疲れている。 塀を飛び越える、なんてアクロバティックことをしたせいかも。
それが無性に馬鹿らしくなってきて、 二人そろって笑ってしまった。
スコットランド
イングランド
スコットランド
イングランド
スコットランド
イングランド
スコットランド
イングランド
スコットランド