テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
うるがいない世界は、いつもより
静かで、 暑くて、
そこか空っぽだった、
ベンチに座って、 ひとりでジュースを2本買う癖だけが残った。
となりにうるはいない。 でも、たまに蝉の声の中で うるの声が聞こえる気がして__
⋆┈┈┈⋆┈┈┈┈⋆ ⭒ ⋆┈┈┈┈⋆┈┈┈⋆
う.るみや
う.るみや
⋆┈┈┈⋆┈┈┈┈⋆ ⭒ ⋆┈┈┈┈⋆┈┈┈⋆
そう言った気がして、 俺はつい、影の中に座ってしまう。
し.の
俺は、名前を呼ぶ
もう届かないと分かってる声で、 夏の空に向かって、 ただひとつ、名前を。
し.の
し.の
し.の
夏が飽和する。 音も、色も、記憶も、 子の胸にだけ、にじんで、焼き付いたまま。
もううるはいないのに_。
う.るみや
し.の
し.の
し.の
し.の
八月三十一日、君が居た夏の終わり ~end~