蓮
蓮
蓮
蓮
蓮
そよそよと風がふいている。
陸の事しか考えられなくて、 皇女達の世話も忘れ…… ただひたすらに歩いていた。
朝陽
朝陽
朝陽
何故か心が痛かった。 蓮がいなくなった瞬間。
心が冷めるような感覚になった。
それが、どうしても嫌で、 蓮にどうしても触れたくて。 苦しかったんだ。
朝陽
朝陽
あいつは耳が良いから 大きな声で呼べば来てくれる。 そう信じてた。 僕は僕が思ってた以上に 蓮が好きだった。
朝陽
朝陽
朝陽
もう、叫ぶ体力も残りわずか。
どうせなら、最後まで叫び続けよう。と そう思った。 あいつに声が届くまでは 心の中ででもいいから叫び続けよう。
蓮
朝陽
確かに今、あいつの声が聞こえたんだ。
蓮
朝陽
蓮
失敗した。 涙を拭いてから呼べばよかった。
朝陽
蓮
朝陽
そっと蓮が朝陽の頬に手を添える
蓮
朝陽
朝陽
蓮
蓮
蓮
朝陽
蓮
朝陽
蓮
朝陽
蓮
朝陽
蓮
朝陽
蓮
朝陽
蓮
蓮
朝陽
蓮
朝陽
蓮
朝陽
自分でも何を言ってるのかよく理解できなかった。
蓮
朝陽
蓮
朝陽
なんで、こんな我儘を言うのか不思議だった。
蓮
朝陽
蓮
朝陽
自分でお願いしたのに、いざやられると恥ずかしい
蓮
朝陽
蓮
まだ、ちゅってされてない。
蓮
まって、いかないで
朝陽
寂しくないなんて嘘だよ……ちゅってしてよ蓮
蓮
蓮
そうだよ。忘れてるよ
朝陽
蓮
朝陽