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月と魔法と君の顔【完結】

第4話 - 第4話ー蘭華と人間界ー

2025年07月24日

#魔法使い

#人間

桜音寧々🌸＿💚🐇🔏

美咲

蓮様、魔法界側に着くことを決めたのですね

蓮

、、まあ、、そうなのか、、？

美咲

まさか人間を怖いと翠様に言っておいて、まさか、まだ人間界に希望を？

蓮

、、俺だってわかんねえんだよ、、

蓮

美咲は、魔法界に戻るか？

美咲

いいえ、私はしばらく蘭華様を殺した犯人を捜していますわ

蓮

じゃあしばらくお別れなんだな

美咲

、、ええ。そうですわね

蓮

、、今日、１０時には転送魔法、使うらしい、親父が

美咲

、朝ごはん食べなきゃいけないらしいですわ。食べてきますわね

蓮

お、、おう

蓮

（俺はことが、病院に運ばれた日から）

蓮

（学校にもリビングにもいかず、ことの家の自分の部屋で蹲っていた）

蓮

（祐逸開けるのはスマホと、教科書とノートだけ、、）

寿のお母さん

（コンコン）蓮くん、おうどん食べる？

蓮

、、いただきます。部屋の前においてください

寿のお母さん

、、まだ、寿は帰ってないわ。

蓮

、、興味ないので大丈夫です、、

寿のお母さん

、、置いとくわ。来たくなったらリビング、いつでも来てね

蓮

、、はい。

蓮

、、１０時か、、

蓮

そろそろ転送魔法が使われる時間帯だよな、、

蓮

（俺は、、でも迷ってる、、本当に、、戦争は起こしたほうがいいのか、、？）

蓮

（、、こととか、ことのお母さんとか、、いなくなったら、、）

コンコン

蓮

、、誰だよ

美咲

私です。美咲ですわ

蓮

、、美咲か。ならいい。入れ

美咲

お邪魔します。っていうかここ、霧生さんの家でしょう？入れ、も何もないのじゃ

蓮

こまけえな、、うっせえんだよ、、で、用は？

美咲

用ではなく、翠様からです。翠様、後、２分３０秒で、転送魔法を用意するから

美咲

外に出ろ、ですって

蓮

はあああああああああああああああ！？！？！？！？！？

美咲

、言ってたのですからしょうがないじゃありませんか。

美咲

私から霧生さんの家でも、結構な距離なんですよ？

蓮

、、うわああああああああああああああああ

ドタドタドタドタドタ

蓮

、、、はぁはぁ、、

美咲

全力疾走でしたわね

蓮

、、ざけんな、、

美咲

あ、LINEですわ

蓮

何でお前の方に行くんだよ、意味不明だろ、、

美咲

あら、蓮様、光始めていましてよ。

蓮

ちょ、、ちょっと待て。お前は、、帰れんのか？いつか、、こっちに、、

美咲

、、頑張れば。頼めば行けるかもですが、、

蓮

ちょ、、お前さあ！前、帰れるって言ってたよな！？

美咲

それは帰る方法、ですわ。、、では

？

ちょっと待って！

寿

蓮くん！

美咲

霧生さん！？どうしてここにいるのです！？

寿

、、蓮くんが、こっちに走ってるのが見えたの、、

美咲

貴方、病院にいたんじゃないの？

寿

、、さっきまで車にいた、、車から飛び出たの、、

蓮

、、あぶねえよ、、

寿

やっぱり、何か秘密、隠してるんだよね？教えてよ！！！

蓮

、、、、、、、、言えねえ、、

寿

このままじゃ、蓮くん、いなくなっちゃうよ！？

寿

せめて、どこに行くかだけでもさあ、、

美咲

蓮くんが行くのは、こことは遠く離れた、貴方とはもう一生会えない場所ですわ

寿

、、やっぱり美咲ちゃんも知ってたんだね、、

寿

、、、ねえ、何で、、行かないでよ！！！蓮くん、、

美咲

、、、霧生さん、、蓮くん、後で私から話しておくわ、、

美咲

、、、さようなら。また、いつか

蓮

こと、、美咲、、！

シュンッ

蓮

、、そういえば、前もこういう景色を通って行ってたな、、

蓮

、、親父、、元気かな、、

蓮

クラスメートも、、

蓮

ことに見せたら、喜ぶかなー

蓮

、、あれ、俺何で、ことのこと、考えてんだ？さっきから、、

蓮

いっててて、、

親父

、、待っていた。蓮

蓮

、、親父、、

親父

、、、戦争の、開始日は、美咲くんと決めたかい、、？

蓮

え、、開始日？そんなの、美咲に聞いてないけど、、

親父

まさか、、あの美咲くんがかい、、？

蓮

（わかんねえけど、、絶対聞いてないのは確か、、）

親父

、、、、そうか。

蓮

、、聞いてねえのは絶対だ。それがなんか関係あるか。

親父

、、蓮。非常に残念だよ。君のような優秀な逸材が、、

親父

息子を、父親が消さないといけないなんてね、、

蓮

ちょ、、やめろ(包丁がどんどん近づいてくる）、、、、、殺すぞ、、

親父

蓮が私に勝てたことなど、1度もないだろう。

蓮

、、、助けて、、誰か、、

ブチッ

美咲

蓮様！！

蓮

美咲！？なんで、、

美咲

、、霧生様に色々聞いてきたのです、あの方たちは、ただの人間ではなかった

蓮

は？どういうことだよ、、

美咲

翠様も、殺したいという衝動を押し殺して、話を聞いてください、、

親父

美咲くん。私に逆らうということは、死に当たるぞ、、？？

美咲

いいえ。これは、蘭華様の死についても、大きく関わっています

蓮

！？

親父

、、！？何だって、、？

美咲

ええ、短時間しか話は聞けませんでしたが、、これで、大体のことは分かります

美咲

それは、蘭華様が、死亡してしまった人間界に行った時の話ですわ

蘭華

、、魔力回復に良いホイップクリームを買いに行きましょ

主：絶対回復に悪いだろ

寿のお母さん

、、？

蘭華

今日は、蓮にも買ってあげましょー！！

蘭華

ってあ、あれは、魔法使いの、広告！あれ、アニメというらしいけど、、

蘭華

魔法使いは実在するんだから♪後で蓮と、お父さんにも教えなきゃ♪

男

ガチか、あの女、魔法使い信じてるらしいぜ？ｗ

男

存在しないのになｗｗ

男

魔法使いなんか存在しなければいいんだぜ？

男

もし実際に魔法使いがいたら、怖くて縮み上がっちまうｗ

蘭華

、、！？

蘭華

、、、そうなのかしら、、、魔法使いなんて、、存在しない方が、、いいの、、？

寿のお母さん

ちょ、、そんな訳ないじゃない！

蘭華

貴方は、、？

寿のお母さん

私は霧生美波。

蘭華

、、蘭華。

蘭華

ごめんね、美波さん。私、、あっちに行かないといけないの。

蘭華

息子の蓮、お父さんには悪いと思ってる、、

寿のお母さん

何のことか分からないけど、、ちょっと！？そっちは結構危ない川よ！？

蘭華

、、知ってるわ

蘭華

初めて会ったばかりなのに、そこまで言ってくれて感謝するわ。

蘭華

霧生美波さん。

寿のお母さん

、、蘭華さん！！！

バチャッ

寿のお母さん

ちょっ、、、救急車！！！！！誰か、救急車を呼んで頂戴！！

寿のお母さん

それか警察！！

寿のお母さん

、、そうだ、スマホ！！ねえ、誰か、誰かあああああああ！！！！

蓮

じゃあ、その時にはもう母さんは、、？？

親父

、、、そうなのか、、

親父

蘭華は、、自殺だったのか、、

美咲

そうだったと、霧生さんには聞きました。

親父

少し話しただけでも、蘭華はかなりの人見知りだ、、

親父

だから、少し友人と思えてもしょうがない。

親父

ありがとう、って言ったのも、友達としてだったのではないか、、？

親父

私と蓮のことを話したのも、、

蓮

美咲、、普通の人間じゃないって、、？

美咲

先ほど言った通り、魔法使いを信じている、信用している

美咲

普通の人間だったら、小さい頃は信じるけれど、大人になったら信じないでしょう

美咲

ですけど、霧生家は、ずっと信じているのです。

親父

、、そうなのか、、

蓮

父さん！いい人間もいるんだ！戦争はやめに、、

親父

だが、魔法使いを信じてるなんて馬鹿、そういったやつもいるのだろう

親父

人間は心の中に必ずしも黒い闇を持って、、

蓮

なら、俺が、、人間の病みなんか、無くしてやるよ。

蓮

人間は、いいやつもいるんだ、さっきまで不安でしょうがなかった。

蓮

だからここに帰ってくるの、OKしちゃったけど、、

蓮

本当は、、ずっと人間を信用してる！！

親父

蓮、、

蓮

人間が闇を持ってるのなら、それは人間の中で解決してもらう！

蓮

俺らのこと、自分たちで決めさせてくれよ！！

親父

そ、、それは、、

蓮

親父1人で持つ責任じゃねえだろ！！

親父

、、、

美咲

蓮様、、

蓮

俺は、人間界を信用してる！だからこう言ってるんだ！

蓮

もしも魔法使いを傷つけるような言葉があれば俺が、物理的に傷つけてやんよ！

美咲

蓮様、、（かっこいい、、）

蓮

、、もう1回言う！親父1人で全部解決すんな！！

親父

、、、成長したもんだね、、蓮。

親父

、、、これ以上、人間が変なことを起こさないよう、、

親父

いや、もし、次、人間が変なことを起こしたら問答無用で、戦争が起こるぞ。

親父

そこは把握しているか

蓮

、、、ああ。

美咲

私も人間界に残ります、翠様。魔法界は、そちらにお任せしてよろしいでしょうか

親父

、、ああ。

親父

ただ、魔法界で、2人の結婚式は執り行うのだぞ。

蓮

、、はあ！？！？婚約者だけども、、もうそんな話決めんじゃねえぞ！まだ中1だ

美咲

私は、もう十分大人だと思っているので結婚可能ですよ？

蓮

頭湧いてんのか、、？

親父

、、人間界に行きたいか。

美咲

、、ええ。

蓮

親父、頼む

蓮

やっぱりここを通るんだな、、

美咲

、、また、霧生家の皆さま、クラスのみんなと会えるのですね

蓮

そういえばまだ、授業全然受けてないな、、

美咲

瑠衣、私たちと運動会？っていうのをするのを楽しみにしていましたわよ

蓮

、、そろそろつくな、、って何さらっと手、つないでんだ！！

美咲

あ、バレました？

蓮

、、っとと、、

寿

ちょ、蓮くん！？

寿

、、全部、美咲ちゃんから聞いたよ

蓮

、、ああ、聞いた通り、俺は魔法使い、、

寿

え、、そこまでは知らなかった

蓮

は？

寿

本当は魔法界に住んでて、、あ、このまま話が進めば、やっぱり魔法使いなのね？

蓮

、、ことはやっぱ、こういうのに疎いな、、

蓮

本当に霧生家の住人かよ！！

寿

な、、私、魔法使い信じてるもん！！

美咲

ふふっ、、霧生さんは、そろそろ、恋愛を始めた方がいいのでは？

蓮

ちょ、、結婚式の話題出してから、美咲、めちゃ恋愛ガールになってんな！おい！

美咲

あ、霧生さん、蓮様にはくれぐれも手を出さないでくださいね？

寿

、、、分かってるよ

蓮

なんだ今の間！

瑠衣

やっほーなのです！蓮先輩！

蓮

あ、鬼牙嵓か、、

瑠衣

そうなのですよ！！、、って、話は解決したのですか？

蓮

、、ああ、人間がこのまま、変なことしなけりゃな、、

寿

ちょ、、何でこっちを睨むのさ！！ねー何で～！！

次回の最終話に続く！

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