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『 Flower pt 』

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『 Flower pt 』

2 - 『 怪盗からのプレゼント 』

♥

171

2021年01月01日

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※ 実在の人物や団体などとは関係ありません ※

あの依頼が来てから3ヶ月後、あのファッションショーの日の前日にまで迫った。

なぜ、3ヶ月も前に依頼が来たのかを聞いてみると、1週間前にそこに侵入したりすると、怪しまれる可能性が高いからだそう。

私も兄と一緒に行くことになって、現地集合する所も決めた。

流石に本人達も、国外に行くのは初めてだそうで、緊張してる様子。

少し不安な思いと共に、大人しくファッションショーの日を待った。

_ 当日 _

空港に着き、兄と合流することになった。

不安と楽しみで、感情がこんがらがっていると、兄の声が響いた。

👼「○○~~!!」

「ちょ、ここ空港…!!」

👼「ごめんごめ~んッ」

「緊張とかしてないの…?」

👼「んー…しちゃったら本当の自分見せられないじゃん?」

「凄いね……」

このような時は、兄の楽観的に見る所がとても羨ましくなる。

「じゃあ行く?」

👼「は~い!」

_ 到着 _

「凄い……」

目の前に広がるのは、映画で見たような、ロマンチックで、1度は見たかった景色だった。

👼「それじゃ、僕行ってくるね~!!」

「んー(笑)」

👼「!ちゃんと見に来てよ!?開演時間、覚えてる!?」

「6時でしょ?」

👼「そう!それじゃまたねっ!」

私は、兄が人混みに紛れて行ったのがわかった時、その場からすぐに離れ、あの7人と待ち合わせしていた場所へ行く。

早歩きで向かった先は、建物と建物の間にある細すぎる道。

右の建物には、ショーウィンドウの中に、キラキラと輝く宝石達。左の建物には…あれ?

ガラスの前に堂々と寄り掛かり、スマホを弄る、ハットを深く被り、ベージュ色のコートを着ている人がいた。

あの体格の良さ、ハットから少し出てる髪の色…全てに既視感が…

じっと見ていると、その男の人が私に駆け寄ってきた。

🐹「○○ちゃん、裏に車停めてるから行こ」

この声はジンさん、?なんでそんな声が小さいんだ…?

そんな疑問は置いていき、手を引かれながら"裏"へと向かう。

すると、人気のない暗い道へ出た。

するとジンさんは優しくハットを取り、こちらを向いた。

🐹「急にごめんね、○○ちゃん。」

まだ小さい声?

「全然大丈夫なんですけど…なんでそんなに小さい声で…?」

一応ジンさんと同じボリュームで質問する。

🐹「声が大きければ大きい程、目立つ。目立つのが1番ダメだからね。」

「でも、もう誰もいなさそうな場所ですし…」

🐹「もう予告を出しているから、相手も敏感になってるはず。どこに誰がいるかも分からない。」

「そうなんですね……」

「すみません色々と聞いちゃって」

🐹「ううん。わからないことはなんでも聞いていいからね」

こんな時でも優しくしてくれるジンさんは、とっても大人で、かっこよかった。

するとジンさんが突然後ろを向いた。

そして後ろにあった大きく黒い、いかにも怪しげな車へ向かおうとしていた。

🐹「あの中で指示出すんだけど…○○ちゃんも見る?」

「良いんですかっ、?」

🐹「もちろん!」

🐹「それじゃあ時間も近いし行こうか!」

「は、はいっ…!」

「わっ…!」

入った瞬間、私の視界に入ったのは、たっくさんの機械。

🐹「はい、入って入って~」

肩をトントンと優しく叩かれ、私は急いで奥の椅子へと向かった。

改めて見てみると、盗聴器、カメラ画面…

「す、凄いですね…」

🐹「ここに入ったの、僕以外で○○ちゃんが初めてだよ。」

「そうなんですかっ!?」

🐹「うん(笑)」

そう言うと、ふわっと多きい椅子に座って、マイクのようなものをつけた。

🐹「あー、あー、ジョングガ~?聞こえてる~?」

すると、光る画面の向こうで、グクさんが、腰の後ろで人差し指と親指で丸を作っていた。

隠しカメラは予めセットしていたらしい。

1ヶ月前から潜入していたジミンさんとグクさん。

指示をするのがジンさん。

その他の人は、皆待機だって…

待機の人達可哀想だなと思いながら、テレビの画面を見ていた。

すると、ジミンさんが映し出されている画面から女性の声がした。

ジミンさんは衣装室へ行く途中らしい。

🌷「あ!ジミンく~んっ!」

🐣「!ヌナ!」

🌷「やっほ~☺️」

映し出された女性は、とても綺麗だった。

🌷「どうかした?」

🐣「衣装の順番チェックです!」

どんな質問でも微動打にせず、笑顔で答えるジミンさんはプロだと思った。

🌷「へぇ~、真面目だね!」

🐣「いやいや(笑)照れるんでやめてください(笑)」

🌷「えぇ~!可愛い~!(笑)」

笑いながらジミンさんの肩を軽く叩く。

🌷「ジミンくん、こんなに真面目でかっこよくて可愛いのに…彼女さんとか居ないの?」

🐣「できないです…まず、僕の相手をしてくれる人がいないんで…(笑)」

🌷「いるじゃん……私、とか?」

🐣「…え、?」

🌷「…私じゃ、ダメ…?」

女の人がどんどんジミンさんとの距離を縮める。

それと比例して、私の気持ちもどんどん苦しくなっていく。

🐣「🌷さん…」

「だめっ…!」

自然と口から出た言葉。ジンさんがその言葉に反応して、ジミンさんに指示を出した。

🐹「ジミナ、もう」

指示を出したあとすぐに、ジミンさんが女の人から離れた。

🐣「っ、ごめんなさいっ…」

🌷「えっ…、」

そして、流れるようにその部屋から出ていった。

🐣「…はぁっ……キモすぎ」

ボソッと言った言葉、私は聞き逃さなかった。

…私もそう思われてるのかな

ぼーっとしていると、グクさんの声がした。

🐰「ヒョン、依頼された服は全て盗めました。」

🐹「他に、盗みたいものがあれば…」

🐰「あります、!」

食い気味に返事をしたグクさん

🐹「(笑)盗んできな(笑)」

優しくグクさんに話すジンさんは、まるで親のようだった。

🐰「はいっ、!」

するとジンさんはすぐさま、ジミンさんへ報告した。

🐹「ジミナ、 ジョングガが盗んだからもう平気だよ」

🐣「っ……はいっ、」

その報告を聞いた時、ジミンさんは悔しそうだった。

すごく、盗みに没頭していることが分かる。

すると、グクさんが盗みたいものが盗めたらしい。

🐹「それじゃ、2人ともお疲れ様。もう戻ってきていいよー」

そう言ってから大体5分ほど経った後、2人が帰ってきた。

車の外で待っていると、2人がやってきた。

「ぉ、お疲れ様でした…!」

🐣「ぁ、○○ちゃんっ!」

🐰「お疲れ様でした…」

🐹「そうだ、ジョングガ、何を盗みたかったんだ?」

🐰「…ドレス、です」

すると、私の目の前でふわっと見せた。

🐰「…○○さんに、///」

「わ、私にっ!?」

🐰コクン…

「嬉しい、…です…!笑」

🐣「はい、もうイチャイチャ禁止!」

グクさんと私を離し、私の手を力強く握った。

🐣「○○ちゃんは僕だけ見てればいーの!」

🐣「しかも、グガも勘違いさせるような言い方やめて!」

「え、?」

🐹「このドレス、○○ちゃんに後で着てもらって、少し僕達のこと手伝ってもらおうかなって思っててさ、」

「…手伝い?」

🐹「んー、まぁ後で話すね、!」

🐹「今は時間ないからさ、!」

「ぁ、はいっ!」

手伝いって…私、何か手伝えることあるのかな…、?

皆さんこんちわえむです!

新年初の作品…いかがでしたか!?

出すの遅くなってしまってすいません…💦

次回もお楽しみに!

それでは、お暇致します~!

この作品はいかがでしたか?

171

コメント

32

ユーザー

続き待ってます!

ユーザー

あ、好きです 好きすぎて発作起きそうです。 どうしましょう

ユーザー

あ、好きです 続きが気になりすぎて夜しか寝れません。どうしてくれるんですか(

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