鬼滅の刃

スタート

俺はいつも独りだった

でも、産まれた時から 一人ってわけじゃなかった

俺にも家族がいた

母と父と兄が二人いた

兄達二人はとても強かった。

母も父も兄達ばかりを気にかけた

兄達に笑いかけた

俺には一度も笑いかけたことないのに

でも、俺は母も父も兄達も誰も恨んでない

こうなったのは自分のせいだから

自分が弱いから

捨てられた

俺には夢があった

強くなりたい！

っていう夢

母も父も俺が弱いから捨てた

それなら強くなって帰ったら俺にも笑いかけてくれるかもしれない

俺を認めてくれるかもしれない

けど、もう体が動かない

そろそろ死ぬんだろうな

なにか聞こえる

そこで俺の記憶は途絶えた

寺田さんの家

連が起きる

寺田さんに会った時のことを思い出す

ガラッ

ガラ （扉が閉まる音）

ガラッ

寺田が連を見る

優斗がお粥を作りに行く

つづく

ｻﾗﾊﾞﾀﾞｰ